妊娠・流産でリウマチを発症
00 様 こんにちは (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。
リウマチ発症で、発症早期だったので早く治る予想でしたが、リウマチ気質と妊娠・流産によって母胎に腎虚・血虚の影響が何度か繰り返したために回復が遅れたようです。
リウマチの発症原因は、リウマチ気質で頑張る体質です。
リウマチ気質とは思慮過度・過緊張・几帳面・不安感・焦燥感・自分の方法にこだわることです。
人生には開き直りと諦念も必要です。
完璧主義は必ずストレスが生じて心身に負担をかけるので、正しい方法ではないと思いきることです。
80%主義が正しい方法です。
人生のよろこびは何もない普通の生活だと、東日本大震災の被災者のつぶやきに共感します。
漢方の生理では、「胃腸の症状は手足に現れます」。
また足の指の裏の腫れや痛み(特に中指の裏)は胃腸の疲れをしめします。
おいしく食べることができても、肝の昂ぶりがあると痰飲(食毒・水毒)がたまるような胃腸になります。
痰飲の症状は、浮腫・眩暈・動悸・不安感・癲癇・痙攣などの精神症状ももたらします。
痰飲による不安感や焦燥感は肝の昂ぶりをもたらし、筋を拘縮させリウマチ症状を長引かせます。
手指の紫色は瘀血の存在を示します。
瘀血の症状の特徴:刺痛・固定痛で痛む範囲狭く、拒按、夜間に胃痛・腹痛など症状悪化で、温めても冷やしても悪化する。舌は青紫色の斑点や舌体や乳房が青紫色・鮫肌・瘀血による精神障害が発生することもあります。
中指の症状は焦燥感、人差し指は仕事のスピードが速く、内に秘めた怒り・あせりをためている人に生じます。小指は心を遣い過ぎると生じます。
手の甲の肉付きが少ないのは胃腸の力の低下が窺えます。
肌肉・肉付きは胃腸の力の反映です。
精神的な焦燥感・不安感・イライラは胃腸の働きを低下させます。
肝胃横逆といいます。
それが足指の悪化の原因です。
手指の腫れや痛みは軽減してきたとのこと。
肝の昂ぶりが鎮まってきたようですが、痰飲はとれにくいのが特徴です。
一週間以内におさまる症状は問題ありません。体質改善の必要はないのです。
足のあざや皮下出血は漢方では肝鬱・肝の昂ぶりで生じます。
要するにストレスで、気滞が生じ、瘀血が生じて出血傾向になります。
ぶつけた記憶がないのにあちこち皮下出血を生じます。通常は半夏厚朴湯を使いますが、心脾両虚の場合は帰脾湯を使います。
春は肝の季節であり、アレルギーの季節です。
鼻炎や皮膚病は悪化しやすくなります。
皮膚症状は胃腸の影響を受けます。
脾(胃腸)は肌肉を主ると言われているからです。
左腰の痛みはまだ流産後の瘀血が少し残存しているようですが、気の流れがよくなれば瘀血はなくなります。
つまり、色色な症状も毎日の15分のウオーキングで、体全体をととのえる作用があります。
漢方薬も倍効きます。
桜が開花してきました。
自然を愛でながら頭を空にして歩いてください。
リウマチなど難病は原因をそのままにしていては薬だけでは、治らないのです。
リウマチ気質を緩めるには、毎日の軽い運動が必要です。
軽い運動とのびやかな精神生活で、気の流れをスムーズにして気血の流れをととのえる習慣が大切です。
どうぞ おだいじに
(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣