めまいの口訣集

2025/12/22~23

めまいの口訣集

逍遥散(諸風掉眩は、みな肝木に属す)

加味逍遙散(肝陽上亢・眩暈・イライラ・肩こり)

半夏白朮天麻湯(脾気虚の痰濁上擾)

当帰芍薬散(眩暈心悸:脾虚湿滞)

竜胆瀉肝湯(肝火上炎)

柴胡加竜骨牡蠣湯(心腎不足・肝陽上亢:重鎮安神・清熱安神)

苓桂朮甘湯(身体動揺感:真っ直ぐ歩けない)

真武湯(足冷)

帰脾湯(血気虧損・脾虚)

三黄瀉心湯(胃熱・心火旺・血熱妄行)

小柴胡湯合二陳湯(肝熱・痰飲・柴胡証の七症)

小柴胡湯合苓桂朮甘湯(肝熱・痰飲・柴胡証の七症)

半夏厚朴湯(動悸と肩こり・身体動揺感・足の震え)

苓桂朮甘湯合半夏厚朴湯(緊張すると顔がのぼせる、目が充血)

滋腎明目湯合釣藤散(痰飲のめまい)

釣藤散(痰湿の肝陽化風)

補中益気湯合桂枝加朮附湯(めまいや下痢)

真武湯合補中益気湯(めまいや下痢)

真武湯合人参湯(めまいや下痢)

温胆湯(清化熱痰・和胃降逆)

白虎加黄連湯(頑固な頭痛・めまい・耳鳴)

沢瀉湯(沢瀉5 朮2:心下に支飲あり)

左帰丸(陰虚・腎精不足:補腎益精・填精益髄)

右帰丸(寒証:温補腎陽・補血益精)

炙甘草湯(心血を補い、心陰を滋潤)

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(温経散寒・養血通脈)

黄連解毒湯(突然の動悸・めまい)

「諸風掉眩は、みな肝木に属す」これなり、逍遙散これを主る:

めまいのほとんどは内風・外風に起因する風フウの症状である。

逍遙散:肝気鬱結・血虚・脾虚・湿邪:衝任不調:人参と大棗は無い。柴胡3 白芍3 当帰2 白朮3 茯苓3 生姜3 炙甘草2 薄荷1g。

当帰芍薬散:眩暈心悸(陰天時悪化:脾虚湿滞・湿邪:陰天時悪化は半夏白朮天麻湯もよく用いる)。

半夏白朮天麻湯:化痰熄風・補気健脾・利水消食:製半夏3 天麻2 白朮3 人参2 黄耆2 茯苓3 沢瀉2 蒼朮3 陳皮3 神麹2 麦芽2 黄柏1 乾姜1:脾気虚の痰濁上擾。

当帰芍薬散:肝血虚・脾虚湿滞:当帰3 白芍4 白朮4 茯苓4 沢瀉4 川芎3:眩暈心悸・過敏性大腸炎・登校時腹痛下利:過敏性大腸炎は真武湯も適用:当帰がもたれる脾虚の人もいる。

強い肝火上炎に竜胆瀉肝湯:肝火の病証中に上部にあらわれた熱象。

頭痛眩暈・耳聾耳鳴・眼紅痛・煩躁して怒りっぽい・不眠・嘔吐・吐血・鼻血・舌黄苔・脈弦数:更年期障害などで、軽症には加味逍遙散。

加味逍遙散:肝鬱化火・脾虚湿性・血虚:柴胡3 芍薬3 薄荷1 当帰3 牡丹皮2 山梔子2 茯苓3 白朮3 乾姜1 甘草2(人参・大棗が無いのは化火を増悪させるため)。

竜胆瀉肝湯:疏肝解鬱・瀉火・利湿・補血:肝火上炎:竜胆草 柴胡 黄芩 山梔子 木通 車前子 沢瀉 当帰 地黄 甘草。

柴胡加竜骨牡蠣湯の病理は、心腎不足(心腎不交・心腎陰虚)であるので、だるく・不安感・動悸・悪夢・肝気鬱結があるのでイライラ・肝陽上亢で「雲の上をふわふわと歩く感じ」の「めまい」・のぼせ。

柴胡加竜骨牡蠣湯の肝陽上亢による「めまいは沢瀉湯の「めまい」ではなく真っ直ぐ歩いているつもりでも少し横にそれているような「めまい」。

柴胡加竜骨牡蠣湯:清熱安神・補気健脾・化痰止嘔:柴胡5 黄芩3 半夏4 生姜3 桂枝3 人参3 茯苓3 大棗3 竜骨3 牡蠣3 大黄1。

龍骨+牡蠣には、肝陽の上亢をおさえ、肝風をしずめる重鎮安神作用がある:柴胡加竜骨牡蠣湯・桂枝加龍骨牡蠣湯など。

痰湿の鬱滞が長期となれば、鬱熱を生じ、痰湿邪は熱化して痰熱や湿熱となり疼痛部に熱感や発赤を伴うこともある。この熱感や発赤は清湿化痰湯の「黄芩」の主治となり熱化した湿邪や痰熱を清熱する作用がある。

真武湯:冷え症(足冷)で「めまい」や下利をともなう人は疲労しても疲労感を訴えない。陽虚(冷え症)の人は疲労感を訴えないが長時間寝ないと持たない人で、「めまい」あるいは下利を訴える人は真武湯である。

真武湯:回陽救逆・温陽利水:附子1 茯苓5 白朮3 白芍3 生姜3g。

陰虚陽亢:杞菊地黄丸:盗汗・五心煩熱・口乾・目の 異物感・苔少無苔・舌紅・「めまい」・ふらつき・耳鳴・耳聾・焦躁感・不眠・多夢・脈細数・細弦:平肝定眩の杞菊地黄丸・菊花芍薬湯。

陽亢(肝陽上亢:加味逍遙散)の症状:眩暈・イライラ・不眠。

三黄瀉心湯は、顔面紅潮、のぼせ、「めまい」、イライラ、不眠などの患者で、便秘の傾向で、みぞおちにつかえ(胃熱による)のあるものに用いる。諸種の出血、高血圧症、神経症、常習便秘、胃炎、胃潰瘍、脳出血などに用る。

三黄瀉心湯:口臭口渇便秘の「胃熱」が精神異常の原因・心火旺・血熱妄行。

肝熱による(柴胡と黄芩で治療する):「眩暈」・嘔吐・耳鳴り・メニエル病を治す:小柴胡湯合二陳湯・小柴胡湯合苓桂朮甘湯(柴胡証の七症)。

柴胡証の 七症:往来寒熱・胸脇苦満・口苦・咽乾・目眩・黙黙不欲飲食・心煩喜嘔どれか一つあれば柴胡剤を使える。

真武湯のめまいか、苓桂朮甘湯のめまいかの鑑別は容易のようであるが、脈沈、足冷などから附子剤の使用を考えて真武湯にして良かったのである。「漢方診療三十年」大塚敬節

気血虧損の眩暈は動く度に悪化し、疲れると発症し面色蒼白し手の爪は白く、動悸・不眠、神経が疲れ、懶言らんげん ものうい話し方で、飲食は減少する。舌質淡、脈細弱:帰脾湯(心脾両虚・気血両虚)。

210.「めまい」と動悸と肩こり・身体動揺感・足の震えの神経症の38歳の婦人(半夏厚朴湯)「漢方診療三十年」大塚敬節

半夏厚朴湯はストレスによって気が停滞して起こる症状を治すので、緊張すると頭痛・声がかすれて咽痛・壇上に立つと膝や手がガタガタ震える人は半夏厚朴湯であり、苓桂朮甘湯や加味逍遙散を使うことはない。

半夏厚朴湯:理気化痰・肝鬱・痰飲・赤面症:面白くない、気分がすっきりしない、胸がふさがる、怒りっぽい、驚き易いなど、抑鬱状態がみられる:理気化痰:化痰の半夏が主薬:半夏6 厚朴3 茯苓5 生姜4 紫蘇葉2:肝鬱痰飲の薬:竄痛ざんつう、浮腫があるときの薬。

血暈:二種類ある。瘀血上衝の実証では脇腹脹満、気粗、両手を握りしめる、牙関緊閉、脈沈伏。出血過多による虚証では、眼閉口開、手を開く、気微、六脈微細又は浮。脳貧血、産後のめまいの類。

560:痰飲に基本的な症状は、四つある。むくみ(浮腫)・「めまい」(眩暈)・痰が多い(多痰)・いつも眠い(嗜眠)などだが、症状は他にもたくさんあり、精神異常も痰飲で生じる。

101:苓桂朮甘湯(袪痰薬):緊張すると顔がのぼせる、目が充血する(古方では緑内障に使う)、緊張すると軽い「めまい」が生ずる人に使う(これは痰が原因である):苓桂朮甘湯合半夏厚朴湯も使う。

痰飲の目まい:滋腎明目湯合釣藤散。

滋腎明目湯:当帰2.4 川芎2.4 熟地黄2.4 乾地黄2.4 芍薬2.4 桔梗1.2 人参1.2 山梔子1.2 黄連1.2 白芷1.2 蔓荊子1.2 菊花1.2 甘草1.2 細茶1.2 灯芯草1.2g:コタロー滋陰明目湯。

灯心草(燈心草)・灯芯草:甘淡微寒:心肺小腸経:イグサ科トウシンソウの 茎髄:清熱利水、清心除煩:清心火・利尿:小児の夜泣きの心熱に心を落ち着かせる。

洗肝明目湯:当帰1.2 芍薬1.2 川芎1.2 地黄1.2 黄芩1.2 山梔子1.2 連翹1.2 防風1.2 決明子1.2 黄連0.8 荊芥0.8 薄荷0.8 羗活0.8 蔓荊子0.8 菊花0.8 桔梗0.8 蒺蔾子0.8 甘草0.8 川骨2.4g:コタロー洗肝明目湯。

蒺蔾子しつりし・白蒺蔾・刺蒺蔾:ハマビシ科ハマビシの果実:辛苦微温:肝経:疏肝熄風・行瘀袪滞・解鬱・明目・止痒:降圧・鎮静・眼科の常用薬

釣藤散:脾胃気虚・痰湿の肝陽化風に:平肝潜陽・明目(菊花):痰飲による認知症・後頭部痛・朝の痰湿頭痛:釣藤鈎5 菊花5 防風5 石膏10(先煮)人参2 麦門冬5 半夏5 陳皮5 茯苓5 生姜2 甘草2g。

釣藤鈎+菊花で肝鬱に適応。

真武湯は補脾作用が無いので、めまいや下痢には、補中益気湯や人参湯など補脾薬を併用する:真武湯は附子1 茯苓5 白朮3 白芍3 生姜3で、冷えとストレスをとるが脾虚は補わない。

目まいと下痢には、

補中益気湯合桂枝加朮附湯

真武湯合補中益気湯

真武湯合人参湯。

湿困脾胃の症状(食べすぎ・食べ放題の翌日の朝に生ずる)で、起床時天井がぐるぐる回る眩暈めまいには半夏白朮天麻湯や苓桂朮甘湯。

虚労病:陽が傷められと、脈は虚沈弦、息切れ、小便不利、顔面蒼白となる:陰が傷められと、「めまい」、鼻血が生じる。

寒痰による:動悸は、不安感、「眩暈」、多痰、眼の周りのむくみ、小便不爽、足冷、下利:苓桂朮甘湯を使う:顔がのぼせる(気逆)、「めまい」がする。

桂枝は気逆を降逆する作用。苓桂朮甘湯などは肩こり・のぼせを降逆。

温胆湯は、胆中に熱有り、故に口苦、舌苔黄で、脈証は滑数あるいは弦数:痰熱が内に鬱して、胆胃不和となり清陽の上昇を障害し、反って痰熱は上擾するので眩暈が生じる。

温胆湯:気鬱から痰を生じて心竅を阻害して精神異常を発症する。

温胆湯:三因方:清化熱痰・和胃降逆:製半夏6 陳皮3 茯苓6 炙甘草1 枳実1 竹筎2 乾生姜1g:不眠に琥珀、酸棗仁、牡蛎、沢瀉を加え袪痰利水する:気鬱から痰を生じ心竅を阻害して精神異常を発症する。

296.肝腫大・黄疸・浮腫・息切れ・耳鳴・「めまい」49歳男子(炙甘草湯)。「漢方診療三十年」大塚敬節

心腎陽虚:真武湯・炙甘草湯合真武湯・牛車腎気丸・生脈散合真武湯。

炙甘草湯:炙甘草3 生姜3 人参3 桂枝3 麦門冬6 麻子仁3 阿膠2 生地黄6 大棗3g:生地黄、麦門冬、阿膠、麻子仁、大棗は、心血を補い、心陰を滋潤して血脈に栄養を与える。

眩暈がつよい場合には熄風化痰の白僵蚕・胆南星を加える。

一過性の貧血で「めまい」がひどい時は「足の三里」を押すだけで治る。

「肝火上炎」の「めまい」は、イライラすると瞬間的に「めまい」が生じても「めまい」は続かない。竜胆瀉肝湯や加味逍遙散をつかう。

344.頭重・耳鳴・めまいの高血圧症の52歳の男子(釣藤散)。

「漢方診療三十年」大塚敬節

釣藤散:脾胃気虚・痰湿の肝陽化風に:平肝潜陽・明目:痰飲による認知症・後頭部痛・朝の痰湿頭痛:釣藤鈎5 菊花5 防風5 石膏10(先煮)人参2 麦門冬5 半夏5 陳皮5 茯苓5 生姜2 甘草2g。

249.頑固な頭痛・「めまい」・耳鳴の70歳の婦人(白虎加黄連湯)。

223.疲労感、「めまい」、食後嗜眠の低血圧58歳の婦人(半夏白朮天麻湯)。「漢方診療三十年」大塚敬節

126.死産後の27歳の婦人。頭痛・「めまい」、動悸、不眠、肩こり、便秘に加味逍遙散15日分。気分が軽くなり、頭痛、「めまい」、便通が改善。「漢方診療三十年」大塚敬節

沢瀉湯は「金匱要略」の処方で、沢瀉と茯苓とからなり、「心下、支飲あり、其の人、「冒眩」に苦しむ」。

支飲:水液が胸部から心下部にかけて停滞し、支飲の咳嗽や呼吸困難や「めまい」を生じる病証:肺水腫・胸水による咳嗽・呼吸困難・うすい泡状の血痰:木防巳湯・沢瀉湯・苓甘姜味辛夏仁湯(うすい多量の鼻水)

木防巳湯:支飲(胸部の痰飲・胸水)・肺水腫の呼吸困難・尿量減少・口渇・発熱、利尿・鎮静・消炎・軽度の強心:鬱血性心不全・肺水腫・心臓喘息:利水滲湿・益気・清熱:木防已4 桂枝3 人参3 石膏10g。

苓甘姜味辛夏仁湯:温肺化痰・平喘止咳・利水:

茯苓4 製半夏4 杏仁4 五味子3 細辛2 乾姜2 炙甘草2g。

「乾姜2・五味子3・細辛2gの三薬」の配合は「肺の水飲を温散」し止咳平喘の効果。

半夏白朮天麻湯:化痰熄風そくふう・補気健脾・利水消食:脾虚の痰濁上擾の処方:半夏白朮天麻湯合沢瀉湯。

沢瀉湯は「金匱要略」の処方で、沢瀉と茯苓とからなり、「心下、支飲あり、其の人、冒眩に苦しむを治す」。

沢瀉湯(沢瀉5 朮2)の眩暈は、ひどい場合は吐き気がでてくる眩暈で、突然めまいが起こって、まったく起きられないし、ひどくなるとムカムカして吐いてしまう症状で、このめまい発作をよく止める。コタローに製品あり。

腎精不足・左帰丸・右帰丸:耳鳴・慢性的な頭のふらつきやめまい・疲労感・記憶障害(軽い認知症)・目花・腰膝酸軟無力・遺精・インポテンツ・舌体痩・舌紅・脈沈細・尺脈弱:河車大造丸で代用する。

河車大造丸:成薬:填精益髄:紫河車・亀板・熟地黄・人参・天門冬・麦門冬・牛膝・杜仲・黄柏。紫河車(胎盤):滋陰、清熱、補腎、益肺作用。肺腎両虚による潮熱、寝汗、遺精、咳嗽、腰や足のだるさを緩和。

右帰丸:景岳全書:温補腎陽・補血益精:熟地黄24 山薬12 山茱萸9 枸杞子12 杜仲12 菟糸子12 附子6 肉桂12 当帰9 鹿角膠12g蜂蜜で丸とし1日2~3回、2gずつ服用。適量を水煎服も可。

左帰丸さきがん:景岳全書:腎精不足の治療:補腎益精:填精益髄の紫河車しかしゃ・鹿茸ろくじょう・杜仲・枸杞子・肉ジュ蓉・巴戟天・鎖陽さよう・山茱萸・菟糸子・熟地黄:寒証は填精温腎の右帰丸。

牛黄清心丸:痘疹世医新法:清熱解毒・安神開竅:高熱・転々反側・意識障害:牛黄30 鬱金30 犀角30 黄芩30 黄連30 山梔子30 牛砂30 竜脳7.5 麝香7.5 真珠15:蜜にて丸剤(1丸3g)。

巴戟天はげきてん:アカネ科巴戟天の根:辛甘微温:腎経:温腎補陽・強筋骨・袪寒湿:淫羊藿(仙霊脾)と同じ:下焦の腰や膝の寒湿による障害に適す:腎陽虚によるED・失禁・頻尿に用いる。

224.めまいの高血圧症62歳の男子の患者(半夏白朮天麻湯)やせた男子でめまいを主訴とする。気温が高いときは血圧は150内外で、寒い日は190。「漢方診療三十年」大塚敬節

当帰四逆加呉茱萸生姜湯:温経散寒・養血通脈:腹痛・疝痛・嘔吐強:当帰3 桂枝3 白芍3 木通3 細辛2 甘草2 大棗5 呉茱萸2、生姜4:頭痛・疝痛・「眩暈」・食少・頻尿、月経後期、しもやけ、レイノー

肝陽は昇動しやすいので、のぼせ・「めまい」を生じ易く、脇痛・胸脇苦満(少陽病の七症)・黄疸(肝胆湿熱)・出血傾向(血を蔵す機能の失調:鼻衄・脳出血)・けいれん(肝風内動)。

148.更年期障害の49歳の色白の中肉中背の婦人の突然の動悸・「めまい」(黄連解毒湯。本来は加味逍遙散)。

半夏白朮天麻湯は老人虚人の「眩暈」に用ふ。但し足冷を目的とするなり。

肝陽上亢の症状:イライラ・易怒いど・頭痛・「めまい」・面紅・目赤・口乾・脈弦・舌質紅・不眠・動悸・腰重・下肢無力感ふらふらフワフワ・脈細数・陰虚症状:治療は滋陰平肝する:加味逍遙散・柴胡加竜骨牡蠣湯。

肝陽化風は、肝陽上亢が基礎にあり、脳卒中などの予防に、抑肝散・加味逍遙散・柴胡加竜骨牡蠣湯・知柏地黄丸・杞菊地黄丸・釣藤散・釣藤散合平胃散・安宮牛黄丸・牛黄清心丸・羚羊鈎藤湯などで予防する。

「眩暈」は、苓桂朮甘湯証では身体の動揺感である。歩行時に身体の動揺感を覚え、まっすぐに歩けない。地震でも起こったのかと感じる。