2026/1/28
二朮湯
二朮湯:万病回春:袪風湿・化痰:痰迷心竅:半夏2 陳皮1.5 天南星1.5(化痰) 甘草1.5 白朮 茯苓1.5 蒼朮1.5 香附子1.5 黄芩1.5 威霊仙1.5(袪風湿) 羗活1.5(袪風湿) 生姜3g: 経験・漢方処方分量
天南星:熄風解痙・化痰。
威霊仙・羗活:袪風湿。
羗活:散寒燥湿・解表・袪風湿・止痛:温め風湿を去るカゼ薬。
二朮湯の中に導痰湯が入っていて代用できる。
二朮湯:痰飲にて双臂・手臂の痛む湿盛挟痰を治す。
臂ヒ(二の腕・肩の付け根から肘まで:上腕)或は、臂ヒ(前腕)。
導痰湯:痰迷心竅で熱証はみられない、舌苔が白く厚い。
導痰湯(済生方):痰迷心竅:製半夏3 製南星3 陳皮2 枳実2 茯苓2 炙甘草1:痰迷心竅で熱証のみられない舌苔が白く厚い・脈弦滑時に使用:温胆湯の竹筎を製南星に替え:温胆湯加製南星・二朮湯も可。
痛み止めの使い分けは、五積散は「風寒湿」、麻杏薏甘湯は「風湿」、二朮湯は「痰湿」、三妙散は「湿熱」、独活寄生湯は「寒湿・気血両虚・腎虚」、苓姜朮甘湯は「寒湿」、桂枝人参湯は「風寒」。
葛根湯:五十肩の初期(肩背部の緊張、裏に異常の無いもの):
肩こりに独活葛根湯・湿痺の五十肩には二朮湯「痰湿」が適応)。
万病回春の有名処方:疎経活血湯・二朮湯・通導散・芎帰調血飲・芎帰調血飲第一加減・清上防風湯・啓脾湯(参苓白朮散の簡略処方)・五虎湯・洗肝明目湯・滋腎明目湯・滋腎通耳湯・分消湯など必読書である。
風痰阻絡の四肢麻木(しびれ)・・袪風化痰:二朮湯合玉屏風散・導痰湯合玉屏風散・温胆湯加天南星合玉屏風散。
袪風には玉屏風散(防風)を併用する。
玉屏風散;衛表不固:黄耆8 白朮3 防風3g(肺気虚証の主症状:気短・短気(呼吸が浅く速い状態・息切れ)・喘急(呼吸困難)・咳嗽無力・清稀痰・薄い鼻水:補中益気湯・玉屏風散・補肺湯。
湿邪をとる薬(麻杏薏甘湯・平胃散・平陳湯・逍遥散・半夏厚朴湯・苓桂朮甘湯・真武湯「寒湿」・桂枝加朮附湯・防已黄耆湯・苓姜朮甘湯「寒湿」・半夏白朮天麻湯・二朮湯「風湿・湿痰」など)。
576:湿痰:二朮湯:患部が重苦しい・重だるく、朝が酷くまた陰天時も悪化するという二つの性質がある。二朮湯の中には認知症の時の導痰湯がそっくり入っているので、導痰湯(痰迷心竅)の代わりに使える。
痰迷心竅:痰濁が心神を阻遏ソアツして引き起こす精神障害。意識がぼんやりし、喉中に痰声があり、胸悶し、重いと意識不明となり、舌苔は白く厚い。精神分裂病・脳溢血・癲癇の時などにみられる:二朮湯・導痰湯。
577:熱痰:清気化痰丸・二朮湯合黄連解毒湯。
清湿化痰湯せいしつけたんとう:天南星3 黄芩3 生姜3 半夏4 茯苓4 蒼朮4 陳皮2.5 羗活1.5(袪風湿) 白芷1.5 白芥子1.5 甘草1.5:背の一点が寒い・肋間神経痛:中風後遺症に清湿化痰湯合補陽還五湯。
白芷びゃくし:袪風解表・止痛・消腫排膿・燥湿止帯:辛温:
散寒解表(カゼ薬)・袪風止痛(頭痛薬)・消腫排膿・燥湿止帯おりものに適応、激しい燥性(乾かす作用)。
痰飲の 処方:平陳湯・二陳湯・六君子湯・半夏厚朴湯・二朮湯・温胆湯・導痰湯・竹筎温胆湯・清湿化痰湯。
冷え症の癲癇に、導痰湯合真武湯(二朮湯合真武湯)。
脾虚の癲癇には、導痰湯合六君子湯(二朮湯合六君子湯)。
脾気虚の症状:食少・腹満感・泥状水様便・倦怠無力感・脾は四肢を主るので手足が疲れる・面色蒼白・面色萎黄(煤けた黄色)・正座でお腹を凹ませて座る人・悪心嘔吐・胃は喜按・胸焼け・食後嗜眠・食後腹脹。
風湿邪と痰飲がある場合が着痹・湿痹です。
肩こり、肩関節痛、関節の運動困難に二朮湯。