令和8年5月12日(火)
00様 こんにちは (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。
お返事遅くなりました。
毎年アメリカから息子様の写真をお送りいただき安心しておりました。
目を見ると眼神から推察できます。
さて、大変な体の痛みとのこと。
また、更年期障害の症状が酷そうです。
加味逍遥散、抑肝散、四物湯は、更年期障害に効果があり、リウマチにも基本的には中核となる処方です。
3ヶ月前の更年期障害の症状の発症時にも上記の3種類の漢方薬はのんでいたのでしょうか?
のんでいれば、力不足はあってもそんなにひどい更年期障害は起きないはずです。
しいていえば、さらに天王補心丹を少量併用したら更年期障害は確実に回復したはずです。
上記の漢方薬による更年期障害の予防改善には、少量の天王補心丹(心腎陰虚)が必要だったのかもしれません。
天王補心丹:心腎陰虚(心腎不交も心陰虚の一種)では、動悸・のぼせて面紅、疲れると症状悪化し、疲れやすく、顴紅、手足の火照りが適用に絶対に必要な症状。
また、心身にストレスのない人には更年期障害は起きないのです。
元気いっぱいで張り切る貴女は息子様のこともありストレスを常にためているのでしょう。
更年期障害に栄養物質の補給は、さらに体内の流れの交通渋滞を引き起こして症状は悪化しやすくなります。
Reuma Art X-Strengthという関節炎用のアメリカのサプリを見つけ使用し始めたら効き目が抜群で、痛み無く普通に歩けるようになりとても元気になりました。
このように急速に効果があるのはサプリの成分にステロイド剤が入っていることを疑わざるを得ません。
昔、台湾の漢方薬に健歩丸という優秀な処方があったのですが、台湾の製薬会社がそれにステロイド剤を配合して日本でも効果が評判となったのですが、ステロイドの添加が判明して、その販売が中止回収になりました。
リウマチ改善を標榜するサプリでの効果抜群にはステロイド剤配合をおおいに疑います。
ステロイドが発見された当初、アメリカでは、これでリウマチは克服されたと喧伝されましたが、使用を継続すると様々なステロイドの副作用が生じて、やがて効かなくなるのです。
本来ステロイドは副腎皮質から毎日5mg分泌されて生体を炎症から守り、血糖値を上げて元気にしています。
しかし、ステロイドホルモンを内服すると副腎皮質からの分泌は血液中のステロイド量による負のフィードバックで減少しやがて副腎皮質が怠けて分泌不足になるのです。
リウマチの方の肝の昂ぶりによっても副腎皮質からの過剰な分泌による体全体の疲労によって副腎皮質の萎縮も生じます。肝の昂ぶりが橋本病の原因だと考えています。
ステロイドホルモンはストレス防御ホルモンと言われています。
ストレスを緩和する体内分泌のステロイドホルモンですが、今回は季節の変わり目のさらなるストレスに対応できずに足首が痛んだと想像します。
リウマチの発症には、肝の昂ぶりによって疲労した肉体に更に足をくじいたなどのさらなるストレスをきっかけに全身の関節があちこちつぎつぎに痛みだし、いっときは軽快してもまた関節や筋肉が痛みだして発症します。
貴女は、ウォーキングを再開するとまた痛み出すの繰り返しで、そこから一気に右足首も同様に痛み、左膝も痛み腫れ、首の後ろが寝違えた様に痛み、右手首、右中指と薬指が痛み浮腫み、左肘が痛み熱を持ち、左肩も痛み、股の付け根も痛く、風を引いたように喉が痛く、激痛で歩行困難になり、辛くて泣きながら仕事に行き、ここ3週間、家にいる間は寝たきりです。・・とのこと。
この症状は、まさしくステロイドホルモンの長期使用による効果減弱や不足による禁断症状です。
従来からのサプリに含まれるステロイドの量では対応できなくなったのです。
ステロイドは食欲を亢進し、血糖値をあげたりして気分をハイにする作用があり、不足すると鬱的になったり下痢なども生じます。
エストロゲンは女性ホルモンですので同じステロイド骨格を持ち副腎皮質ホルモンと似た部分があります。
女性ホルモンも過剰になるとストレスがありリウマチ気質ではリウマチを発症します。
排卵誘発剤などを使用してリウマチを発症した方もいます。
前記のステロイド剤の疑いのあるサプリを止めるとひどい離脱症状が生じます。
リウマチにも効かなくなっていますが、止めるとさらに症状は酷くなります。
大坂のM医院の治療法はすべての薬を止めさせてひどい離脱症状で起き上がれなくなり一ヶ月は動けなくなります。
その虚脱状態で肝の昂ぶりがゆるみリウマチが寛解する方法をとっていて流行っていました。
しかし、リウマチが再発するともうこの方法では治癒はできなくなります。
離脱症状で臓器がダメージを受けるため、長い間、漢方薬も効かなくなります。治療は難しいのです。
しかしそんな目に逢った患者も、当薬局でなかなか漢方薬が効かなかったのですが、犬を飼い出してから妊娠しリウマチ症状がおさまった方がいます。犬によって精神が安定したのです。
犬印の腹帯は安産のお守りの意味がわかります。
妊娠中はリウマチ症状が隠れるので、産後の肥立ちがよく精神的にも安定する僥倖があればリウマチは治るようです。
漢方薬は、独活寄生湯のような既製品ではリウマチの対応は困難です。
体質を確認して、肝の昂ぶり・胃腸の状態・腎虚の程度・生活習慣・ストレスの原因などさまざなな情報を得る必要があります。ちょっとしたエピソードから処方が決まることもあります。
しかし、既製品でないと漢方薬の海外送付は困難な情況だと認識しています。
貴女の対策としては、当面は仕事もあり毎朝鎮痛剤を飲む方法で凌ぐようになります。
動くと痛むというのは血虚が原因です。体を休めて胃腸を建て直し血虚を回復する必要があります。
ステロイドを長期に飲んでいたと仮定すると腎虚もあります。
とりあえず、アメリカで購入した加味逍遙散と抑肝散と天王補心丹を半量ずつ一日3回服用し、毎朝鎮痛剤を併用してみてください。
鎮痛剤をのんで動き過ぎると血虚や腎虚が悪化して鎮痛剤は効かなくなりますが、仕方がありません。上手に鎮痛剤をつかってください。
弱った体の症状は、すぐには回復しないものですが、やがてよくなると信じて続けてください。
効果のあるサプリは成分に不安があります。
リウマチの根本治療は肝の昂ぶりを鎮めて胃腸を正常化し精神生活を改善することで1年半以上の時間がかかります。そのためには軽い運動が必要ですが、今は難しい情況です。
痛みが強く不安感も強く本当に心配ですが、またメールしてください。
メール遅くなり大変申し訳ありません。
どうぞ おだいじに
(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣