リウマチにステロイドは5mg以下に
00様 こんにちは (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。
漢方薬によるリウマチの症状の改善傾向は、通常は3ヶ月以内に分かるようになります。
膝は3ヶ月では完全によくなりません。
湿気が多い季節ではむくみはとれにくいのですが、軽く発汗するとよくなります。
胃腸の力を回復させ、手の甲の肉の脱落を回復する力がつくのに1年半以上かかります。
膝のむくみはリウマチ気質がゆるめば10ヶ月程度で治まると思います。防已黄耆湯はむくんだ膝の皮膚の色が普通の場合に膝痛に効果があります。
歩けないので椅子にすわってゆっくり膝の曲げ伸ばしを
朝晩10回ずつ行ってください。
私も腹筋を毎日心がけていますが、3日に1回くらいで、忘れてしまいます。
毎日が効果的です。
昼食後、ゆっくり15分散歩することも効果があります。
急に暑くなってくるようなので汗をかきすぎないように
すこし元気がついても動き過ぎないようにご注意ください。
ステロイドを1日5mg以内にしてください。もし毎日のむならできれば3mg程度がよいのです。
ロキソニンの頓服も体を活性化するのでよいのですが、毎日飲むと動き過ぎるのでよくありません。無理をするので徐々に効かなくなります。
出かける時や辛い時、疲れがひどいときに頓服して、動いた後は休んでください。
人間の体からはステロイドは毎日5mg分泌されているのですが、5mgを続けて長く飲んでいると分泌する副腎皮質が萎縮してしまいます。大やけどなど急性症状の場合は1日30mg~40mg使いますが短期間の処方に限定されます。
長期間の多量のステロイドホルモンはムーンフェイスやバッファローハンプや熟し柿のような顔の頬になります。
また、大腿骨頭壊死の危険が出てくることがあります。
副腎皮質の萎縮の回復には長くかかります。半年~1年で1mgずつへらすようになります。ステロイドはストレス防御ホルモンなので急に減らすとショック状態になったり、あちこち痛みがひどくなり体が固まり動けなくなります。
ときどき5mgならよいです。
5mgと3mgを交互に飲んでもよいです。
膝は、五臓の肺・胃腸・腎虚と関係しています。
軽い少し息があがる運動をしないと肺気が体をめぐらず回復が遅れます。
肺気は全身に栄養・元気をめぐらす作用があります。
胃腸は慢性疲労や軟便下利体質があると血の生成が弱くなり回復が遅れます。血虚になりやすくなります。
腎虚は慢性疲労が長くつづくと骨の変形や膝の腫れをもたらします。
リウマチの回復にはブールで毎日泳ぐのがもっともよい方法ですので、体力がついてきたら初めてください。
今は毎日ゆっくり15分歩くことが大切です。
どうぞ おだいじに
(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣