令和5年4月27日(木)
00様 こんにちは (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。
リウマチによる、足の中指と親指のしびれは、足の陽明胃経の経絡上と合致します。
胃腸が疲れているようです。
この部分の痛みが初発でリウマチを発症する方もいます。
胃腸の弱りは体の疲れと漢方では考えるのですが、慢性疲労があるようです。
胃腸がつかれている慢性疲労の基礎の上に、肝の昂ぶりがあるとリウマチを発症しやすくなります。
また、眠たいという症状は、慢性疲労で体が冷えていて冷えに弱い状態(脾腎陽虚)です。
あるいは冷えが胃腸に直接入っていて眠気が生じます。
それを軽減する処方としました。真武湯と補中益気湯が加わっています。
真武湯は、少陰病(真武湯)では、地面に吸い込まれるような脱力感でただひたすら眠い状態になります。
補中益気湯は、胃腸が弱く下利腹痛しやすく、疲れると難聴や目花となる症状に使います。
腎陽虚という症状で、胃腸虚弱もあるので、旅行で食べすぎて下利になったのも胃腸虚弱の体質を現しています。また、微熱が続くいたり頻発する状態に使います。疲れると発熱する状態です。
気虚の全身症状は、倦怠無力感(鬱的)・元気不足・息切れ・物を言うのがおっくう・動きたがらない・声に力がない・自汗・舌質が淡色あるいは胖大(厚くブヨブヨ)・脈は細数で無力:補中益気湯・六君子湯が適応します。
微熱やくりかえす発熱は、加味逍遙散や柴胡桂枝湯、大柴胡湯、小建中湯なども証にあわせて使います。
その他にも、大承気湯・小承気湯・調胃承気湯:清暑益気湯:清骨散加当帰・白芍:血府逐瘀湯加製大黄・牡丹皮なども使います。
体を鍛えることは胃腸を鍛えることです。
それには時間がかかりますが、壁となるのは、胃腸は精神症状の影響を強くうけることです。
肝胃横逆といって、肝気横逆(肝胃横逆)では、肝の昂ぶりである肝気が胃を犯した状態で、
胸脇脹痛・疼痛・食欲減少・噫気・呑酸・嘔吐などの症状を呈し、
治療には柴胡・白芍・枳穀・甘草・呉茱萸・半夏・黄連・香附子などを用います。
外反母趾も肝を昂ぶらせて歩いていると、指先の筋が拘縮して生ずる症状です。
帰宅後の疲労を軽減するためには、疲れ切る前に、職場を出る時など、帰宅前に漢方薬をお飲みください。
墜落すると上昇には時間がかかります。
ホテルの料理は、出された物をすべて食べてはいけないということが原則です。
目でたのしむためにたくさん出しているので、残すのが正解です。
全部食べなければいけないというプレッシャーを感じる必要はありません。
どうぞ おだいじに
(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣
あつみ薬局ホームページ https://rheumati.com