令和5年12月11日(月)
00様 こんにちは (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。
妊娠中は漢方薬はお休みしていたが、産後にリウマチの痛みが再発し、
以前の出産では、産後1年後に、とても痛みが悪化したとのこと。
この方の初発のリウマチの原因は、職場で猛烈に頑張りすぎて発症し、
その後、結婚出産した例です。妊娠中はリウマチ症状は女性ホルモンの影響で
症状は緩和します。
今回は、二度目の産後にやや痛みが増してきたので漢方薬を再開したのは、
前回のように産後一年に、とてもリウマチが悪化したのでその対策として
漢方薬を再開したいと希望。
今回、漢方薬を 1ヶ月服用した後の状態は・・・
・・漢方薬を飲み始めてから、ありがたいことに、全体的に調子が良いです。
・・痛みも減り、大変穏やかな1か月を過ごすことが出来ました。
・・朝のこわばりも感じない日が多く、朝晩冷えてきているのに驚きです。
出産時の出血や胎盤の排出、産後の育児疲れでリウマチを発症したり、痛みが悪化するものです。
しかし、産後のリウマチは漢方薬がよく効くのは、家庭や職場のストレスがないためです。少々のリウマチ気質の肝の昂ぶりと、育児疲れだけが大きな原因で漢方薬で、肝の昂ぶりに対処しやすいからです。
育児で睡眠不足で肝が昂ぶるので、筋が拘縮して、あちこちに栄養不足・酸素不足の場所ができるので拘縮によるリウマチの痛みがでてくるのです。
肝の昂ぶりは筋を拘縮させ、「肝は筋を主っていて、本来は気血の流れをコントロールしています」が、拘縮がアンバランスになり、強すぎると痛みや炎症や腫れが生じます。
出産時の出血も栄養不足の血虚を生じ、胎盤の排出による腎虚も生じます。
人の胎盤は漢方では、紫河車しかしゃ(人の胎盤:甘鹹温:心・肺・腎経:益気・養血・補精・強壮作用)で、腎虚の薬なので、出産後に自らの胎盤を食べる動物が多いのも回復を促すためなので、うなずけます。
牛の胎盤ホルモン注射をしている風俗の若い女性がたくさんいるが、力の抜けた肝の昂ぶりが少ない老人にしか本当の効果はないでしょう。昔は、バスを連ねて名古屋の病院に注射に行く老人が多かったものです。
風俗のセックス過多の女性は、冷え症や倦怠感などの腎虚になりやすいので胎盤ホルモン注射は効果があるので、今も外人の若い女性が注射に行列をなしているのを目にします。
胎盤ホルモンは・紫河車は、腎虚の人にしか効かないし、腎虚に肝の昂ぶりを併発している人には、エネルギーだけを与える腎虚の薬だけではあまり効かない。
膠原病にステロイド(腎虚の薬に類似)や生物学的製剤だけでは、効果はあるが完治しない・薬から離脱できないのは、胃腸を建て直して気血の生成を促すと同時に、肝の昂ぶりを改善する効果がないからです。
膠原病に対しては、皆ステロイドはある程度は効果がありますが、治らないばかりではなく、ステロイドの大量投与で下半身麻痺が生じた女性がいました。また、ステロイドで症状が改善するので、無理をして大腿骨頭壊死を招く人がでてきます。
元気になるだけの薬やステロイドの大量投与も、胃腸を建て直し、肝の昂ぶりを鎮め、体内の気血の流れを改善しないと、ステロイドで交通渋滞を起こしてかえって副作用が生じます。
根本的には、ステロイドではなく、胃腸機能を改善して自らの力で、気血の生成を促し、同時に肝の昂ぶりを鎮めて筋の拘縮を緩め、体内の流れを改善しなければならない。
腎虚の症状とは:体が冷える・寒がり・足冷・面色蒼白・面色晦暗。顔色が淡白又はどす黒い・頭暈・眩暈・耳鳴り・難聴・腰膝酸軟無力・尿量増多・尿後余瀝・失禁・遺尿・尿閉・性機能減退・腫痛。
また、貴女の異常な食欲が治まってきたのは、血虚が産後回復せず、気血不足だった体質が、漢方薬で胃腸の気血生成力と血虚が回復したためです。
・・また、不思議なことに、食欲が落ち着きました。
授乳しているから、すぐにお腹が空くのは仕方ないのかなと思っていましたが、今思うと異常な食欲だったのだなと気づきました。
・・何と言っても、間食したいと思わなくなり、おやつを食べる習慣がなくなりました。
・・また、疲れた時やイライラした時に甘めのコーヒー(授乳中なのでノンカフェイン)を飲んでいたのですが、明らかに量が減りました。
朝の1杯だけの日もあります、自分でも信じられない変化です。
・・先月まであった朝のこわばりがなくなりました。
・・右肩
先月まであった痛みがなくなりました。
・・右肘
痛みはありますが、先月の痛みを10とすると、今は4〜5くらいまで減りました。
・・まだ、包丁を使うと痛みが響きますが、子どもの歯磨きの仕上げ磨きは右手で出来るようになりました。
・・肘は曲げきらず伸ばしきらない状態で、可動域は先月までと変わらず、常に35-40°は肘が曲がっている状態です。
・・曲げるのが、少し深く曲げられる日も出てきた気がします。
・・先月まであった、寝起きやしばらく座っていた後の動き出しのギシギシ感はなくなりました。
リウマチの原因は、肝の昂ぶりです。それはリウマチ気質から生じます。
一生懸命から30%力を緩めましょう。
リウマチ気質とは、思慮過度・過緊張・不安感・焦燥感・自分の方法にこだわり、不安感のために物事や言動に過剰に反応し、病状日誌を書いたりして絶えず病気に囚われている状態です。
完璧主義は、いずれ必ず破綻して、鬱病やリウマチなどの膠原病を発症します。
学校では、100点がよくても、社会に出たら70点が満点だということを誰も教えてこなかったから、膠原病や鬱病が多発しているのです。
100点は誤りだ!!ということを肝に銘じてください。
どうぞ だいじに
(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣
http://www.asahi-net.or.jp/~pf4m-atm/