再発したリウマチ患者

00様  こんにちは  (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。

5年前に、当薬局の漢方でリウマチが緩解したが、この5月に再発した患者へのメール。

手首や肘のリウマチの症状は、なかなか治り難い場所です。

肘のまがった中年男性が毎晩スイミングに通ったら10ヶ月でまっすぐになった例があります。

チラージン25mgの服用は、甲状腺機能低下で、慢性疲労を示しています。

栄養と休息をとるタイミングの調整が体の負担を軽減します。

甲状腺は、体の代謝を上げるホルモンを出します。

肝が昂ぶり、気力で体力以上に頑張っていると、甲状腺がホルモンを出しすぎて甲状腺細胞が疲労してホルモンをだせなくなり、血液中の甲状腺ホルモンが低下するので、脳下垂体が感知してそこからFSHという甲状腺刺激ホルモン値の血中の値が高くなるのです。

漢方では、慢性疲労による腎虚と考え、それを補う処方としています。

疲労とは、胃腸の疲れを指しています。胃腸を丈夫にするには1年半以上かかります。
リウマチの症状自体はもっと早く改善します。

疲労するとリウマチ症状が悪化するのは血虚という、体の不足をしめしています。

疲労は胃腸の機能を低下させて、血虚を補う能力が低下してリウマチの症状がでてきます。

生理前の悪化は、ストレスの蓄積の影響で肝が昂ぶりが作用して症状が悪化します。
生理によってストレスが洗い流されるのです。

しかし、生理中や生理後の症状の悪化は、血虚の影響で生じます。

食事と休息を大切にして胃腸を助け、肝が昂ぶりは筋を拘縮させるので、ストレス発散を心がけます。

もっともよいのは軽く発汗する運動です。

汗が人より多いのも、表虚という体の機能が弱っているためです。

朝の悪化や重だるい痛みは、痰飲という胃腸機能の低下による産物のせいでしょうじます。

胃腸がよわった状態の脾虚は痰飲を生じ易いため体は軟体動物になりやすく、やわらかい体になる。ストレスの肝鬱血虚は、筋がこわばり手指は硬くややこわばった状態になる。

指の変形は漢方を長く飲んでいると治ります。

靴下が嫌いというのは、慢性疲労による陰虚という症状では、

五心煩熱;五心:掌心・足心の裏・胸の五カ所が熱苦しくなり、火照るので靴下もいやがります。

爪が薄いのも、爪に針の穴が多数できるのも、血虚によるものです。

毎朝の15分のウオーキングは効果的です。

頭を空にして、独りで散歩してください。

どうぞ おだいじに

文隣堂あつみ薬局