2025/9/27
頻尿の口訣集
当帰芍薬散
当帰芍薬散加附子
当帰芍薬散合真武湯
当帰芍薬散合苓姜朮甘湯
当帰芍薬散合補中益気湯
真武湯
人参湯
補中益気湯合真武湯
補中益気湯合八味丸
独活寄生湯合補中益気湯(頻尿・痹証もある)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
補骨脂(破故紙)(補腎温脾・固精縮尿)
巴戟天(温腎補陽・強筋骨・袪寒)
蓮鬚
金鎖固精丸
桂枝加龍骨牡蠣湯
柴胡加竜骨牡蠣湯
龍骨・牡蠣(固渋作用)
小建中湯
半夏厚朴湯
大承気湯
当帰芍薬散:小便頻数(冷え性:脾虚湿滞の為:
腎虚を兼ねるなら当帰芍薬散加附子・当帰芍薬散合真武湯)。
当帰芍薬散:肝血虚・脾虚湿滞:当帰3 白芍4 白朮4 茯苓4 沢瀉4 川芎3:過敏性大腸炎:真武湯も適用:当帰がもたれる脾虚の人もいる。
足冷と頻尿には当帰芍薬散だが、強い冷えには当帰芍薬散加附子。
当帰芍薬散は、ストレスがかなり強く小便が近く、足が冷え食欲がやや低下していて、冷えると腹痛の時に使う。男性の膀胱炎や神経性の下痢、過敏性大腸炎にも使える。
登校時腹痛・下痢の子供は小建中湯ではなく、当帰芍薬散でよくなる:当帰3、白芍4、白朮4、茯苓4、沢瀉4 川芎3g:ストレスによる腹痛下痢。製品あり。
真武湯:回陽救逆・温陽利水:附子1 茯苓5 白朮3 白芍3 生姜3g。
頻尿でバス旅行が出来ない人には
当帰芍薬散合真武湯
当帰芍薬散加附子
当帰芍薬散合補中益気湯
補中益気湯合真武湯も適応。
独活寄生湯合補中益気湯:痹証(リウマチ・神経痛)で疲労倦怠・怠さ・心悸・息切れのある時。
気血両虚の腰痛は十全大補湯だが食欲不振では補中益気湯。
中気が不足すると、大小便などを維持できず、不定に漏れることとなる症状に補中益気湯合真武湯・補中益気湯合八味丸。
補中益気湯:補気健脾・昇陽虚寒・甘温除熱:黄耆4、甘草1.5 人参4 当帰3 陳皮2 升麻0.5 乾姜0.5 柴胡1 白朮4 大棗2:
中気下陥・脱肛に腎虚薬の真武湯を合方・疲れると発熱に適用。
足冷と頻尿には当帰芍薬散・当帰芍薬散合真武湯。
腎精不足の治療薬の巴戟天はげきてん:アカネ科巴戟天の根:辛甘微温:腎経:温腎補陽・強筋骨・袪寒湿:淫羊藿と同じ:腰や膝の寒湿による障害に適す:腎陽虚による失禁・頻尿に用いる。
人参湯:184.多尿・口渇・浮腫と下痢の4歳の幼児。
頻尿の人のカサカサの切れ痔には当帰芍薬散を使う。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯:温経散寒・養血通脈:腹痛・疝痛・嘔吐強:当帰3 桂枝3 白芍3 木通3 細辛2 甘草2 大棗5 呉茱萸2、生姜4:頭痛・疝痛・眩暈・食少・頻尿、月経後期、しもやけ、レイノー症状、寒帯肝脈。製品あり。
頭痛・めまい・食少・頻尿気味・手足冷、月経後期(当帰四逆加呉茱萸生姜湯)
補骨脂ほこつし・破故紙はこし:マメ科オランダヒユの果実:辛苦大温:脾腎経:補腎温脾・固精縮尿:脾腎陽虚:五更瀉ごこうしゃ・頻尿・夜間多尿に用いる:冠動脈拡張・外用は白癜風のメラニン新生促進:1~2g。
264.大承気湯証の患者は、尿の頻数と多尿を訴えるものがあり、また、膝関節や足関節の疼痛を訴えるものがある。「漢方診療三十年」大塚敬節
189。冷え症で頻尿で帯下の多い37歳の婦人。冷え症出困り、冷えると小便が近くなり、帯下も非常に多くなる。その帯下は水のようにさらさらしていて、冷たい(人参湯)「漢方診療三十年」大塚敬節
蓮鬚レンシュ:ハスの花芯:甘平渋:遺精・白色帯下・頻尿:腎虚の生薬:金鎖固精丸。
金鎖固精丸(医方集解):蓮鬢3 潼蒺蔾3 芡実4 竜骨6 牡蠣5 蓮子3g。製品無し。
桑螵蛸散:本草衍義:桑螵蛸 遠志 菖蒲 竜骨 人参 茯神 当帰 醋炙亀板 各等分を粉末にして1日3回2gを人参湯で服用する。2gを水煎服用してもよい:調補心腎・固精止遺・縮尿:ぼんやりする・健忘。
製品無し。
年配で、バス旅行に行けない「頻尿」に:
桂枝加龍骨牡蠣湯
当帰芍薬散合真武湯
当帰芍薬散合苓姜朮甘湯
当帰芍薬散合補中益気湯
当帰芍薬散加附子
当帰芍薬散合半夏厚朴湯
柴胡加龍骨牡蠣湯
桂枝加龍骨牡蠣湯は、「神経的にすごく疲れる人」、一生懸命に仕事で神経を遣って疲れる人、「冷え症・頻尿」で、「精神不安で疲れる人」によい。
苓姜朮甘湯や真武湯は寒湿の腹痛・腰痛に使う。
龍骨・牡蠣には、固渋作用がある。汗・小便(頻尿)・大便・精液(遺精)・帯下などの流出を止める:桂枝加龍骨牡蠣湯・柴胡加竜骨牡蠣湯。
冷え症で小便が近く「頻尿」、量が多く、疲れ易いものに小建中湯がよい。
半夏厚朴湯:不安神経症、発作性の心悸亢進で、不安感強く多尿のもの。緊張する場面・緊張する人との対面では頻尿となる。
半夏厚朴湯:理気化痰・肝鬱・痰飲・赤面症:化痰の半夏が主薬:
半夏6 厚朴3 茯苓5 生姜4 紫蘇葉2:肝鬱痰飲の薬:竄痛ざんつう、浮腫があるときの薬。