00様 こんにちは (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。
今年の6月後半から7月にかけては異常な暑さでした。
毎年夏にだるくなり、食欲がおちて痩せる人は補中益気湯を前もってつかうと予防できます。
夏バテ防止には通常は清暑益気湯を使います。
体力が落ちると、必要以上にクヨクヨしてしまうことは誰でもありがちなことです。
リウマチ気質は誰にでもあるものですが、年をとるにしたがって、その気質を緩めることが完治のための目標です。
リウマチ気質とは、思慮過度・過緊張・不安感・焦燥感・自分の方法にこだわり、絶えず病気に囚われることです。病状日誌を書くと治り難くなります。
運動はそのリウマチ気質を緩める一手段です。
スイミングが理想的です。
怒ることは推進力になりますが、自らもとても消耗します。
体力がある時は良いのですが、私は最近怒りません。
若い時はおおいに怒ってバリバリ仕事がすすめられます。
しかし、周りに迷惑をかけるものです。
今は、時間があれば体力確保のために常に運動の実施を考えています。
体と対話し、やり過ぎないように注意しています。
調子がよい時ほどやりすぎのワナに陥り、翌日悪化したり故障が生じます。
心配事で手首の腫れが生じるのは、気の流れの停滞が生じた気滞の症状です。
気がめぐらなければ痛みや腫れが生じます。一つの考えに囚われないように。
生理が少量でダラダラ続くのは血虚の症状です。
血虚は出血を止める血の力不足になるためです。
心と胃腸が弱った時に、出血傾向となります。
心脾両虚では血を統制できなくなって、ぶつけないのに皮下出血が多発するようになります。単なる気滞でも皮下出血が生じます。
貴女は、胃腸が弱いために血虚がなかなか回復しません。
胃腸は精神生活の影響を強くうけるために、精神生活の改善がないと回復が難しいのです。
胃腸は湿気を嫌う性質があり、天候悪化や梅雨時にリウマチ症状が悪化するのは胃腸が疲れているというシグナルです。胃腸が弱く痰飲をためているためです。
痰飲の症状は、眩暈、多痰、浮腫、嗜眠、小便不利、しこり、朝の起床時の顔のむくみ、疲労時の顔のむくみや手足のむくみ、咳払いで簡単に痰がでる体質、閑な時すぐ眠くなるという症状をもたらします。
手足は胃腸の症状が現れる場所ですから、胃腸に負担がかかる湿気で両腕が痛みます。胃腸を丈夫にするには爽快な運動が必要です。
私は、毎朝50分ジョギングを1年間してとても胃腸が丈夫になりました。以前はアルコールを少し飲み過ぎると吐いていましたが、今はボトル半分の焼酎でも吐きません。運動は漢方薬より体質改善に効果があるのです。
人差し指の経絡は、怒りや肝の昂ぶり・焦躁感・こだわりで悪化します。
お通じがしっかりしてくると体力がついてきます。
疲れたり、食べすぎたり、神経を遣うと軟便になります。
軟便気味は胃腸が弱くストレスを受けやすく、肝の昂ぶり易くリウマチ症状をもたらすと判断します。
漢方薬を支えに運動を続けてください。
どうぞ おだいじに
(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣