2025/4/15~18 2026/3/25改訂
小建中湯の口訣集
小建中湯:傷寒論:緩急止痛・温中補虚・除熱(疲労による発熱を除く作用):桂枝4 芍薬6 大棗4 生姜4 甘草2 膠飴20g。
小建中湯:裏急し、腹皮拘急し、及び急痛する者を治す。
裏急:筋脈の攣縮のこと。「虚労して裏急」とは疲れて手足が痙攣すること。(マラソンランナーの足の痙攣:四物湯・十全大補湯・小建中湯)
小建中湯:「傷寒、陽脈渋にして陰脈弦は、法当に」腹中急痛する者は、先ず小建中湯を与えいえざる者は、小柴胡湯を与えて之を主る。
小建中湯:「傷寒二~三日。心中悸して煩する者、小建中湯にて主治す。
小柴胡湯:肝鬱胆熱・脾虚・嘔気を降逆:
柴胡7、黄芩3、半夏5、生姜4、人参3、大棗3、甘草2g。
柴胡桂枝湯:柴胡5 黄芩1 半夏4 生姜1 人参1 大棗2 甘草1.5 桂枝2.5 芍薬1g。
小建中湯:「虚労」裏急し(マラソンランナーの足の痙攣)、動悸して衄血し。腹中痛み、夢に失精し、四肢酸痛し、手足煩熱し、咽乾き口燥す。小建中湯にて主治す。
小建中湯:緩急止痛・温中補虚・除熱:
桂枝4 芍薬6 大棗4 生姜4 甘草2 膠飴20g。
芍薬の倍加と飴糖イトウ(膠飴)の配合は「益陰柔肝により緩急止痛」となる。
小建中湯は本来はカゼ薬:カゼを引くと腹痛が生じる、カゼをひくと動悸がし煩燥(煩躁)し落ち着かなくなる(心中悸して煩する者)場合に使うと傷寒論にある。
小建中湯:男子黄し(黄疸)、小便自利するは小建中湯にて主治す。
小便自利は茵蔯蒿湯ではない。
茵蔯蒿湯(小便不利に用いる)は、茵蔯蒿+山梔子を用いて小便より湿熱を瀉し、黄疸を治す:清熱利湿・退黄:茵蔯蒿4 山梔子3 大黄1g。
湿熱の症状(小便不利・無汗・口渇・多飲・心煩懊憹おうのう・軽い腹満・黄疸)に茵蔯蒿湯(小便不利)を用いる。
小建中湯:桂枝4 芍薬6 大棗4 生姜4 甘草2 膠飴20:
老人や子供に多い便秘で、「疲れて(腎陰虚)・咽が渇いて(陰虚)・お腹が痛い(脾虚肝乗」・足が痛い(肝血虚)の便秘に用いる。
小建中湯は桂枝湯の芍薬が倍量となり飴糖イトウ20g(膠飴コウイ)を加えた処方である。
芍薬の倍加と飴糖の配合は益陰柔肝により緩急止痛となる。
小建中湯は、「腎虚・肝血虚・脾虚」の3点セットに使う。
腎虚では骨を痛がる成長痛・疲労骨折など。
肝血虚では、ふくらはぎ痛(足痛)を訴える。
脾虚肝乗では、腹痛を訴える。
ふくらはぎが痛くなる人は、たとえば山登りやマラソンで足がバンバンに脹るのは筋肉の栄養分の一過性の不足、つまり血虚・肝血虚で、四物湯や十全大補湯で治る。芍薬甘草湯では治らない場合。
独活寄生湯合芍薬甘草湯・疎経活血湯合芍薬甘草湯:筋肉のひきつり痙攣が強い時や夜中の足のつり:芍薬甘草湯では効果の無い人に。
独活寄生湯:千金方:袪風湿・散寒・補気血・益肝腎・活血止痛:
独活2 防風2 桑寄生4 秦艽3 杜仲3 熟地黄5 白芍4 当帰3 牛膝3 川芎2 茯苓3 党参3 細辛1 肉桂0.5(沖服) 炙甘草1g:これだけではリウマチは治らない。
疎経活血湯:袪風湿・補血・活血化瘀:四物湯 + 蒼朮 茯苓 桃仁 牛膝 防已 威霊仙 羗活 防風 白芷 竜胆草 陳皮 生姜 甘草。
芍薬は「平肝緩急」だけでなく「解痙止痛」の良薬であり、また肝血を養う。
肝血虚:視力低下・眼乾渋・目のつかれ・夜盲・頭暈・めまい・耳鳴・耳聾・皮膚乾燥・爪甲の色淡で薄い・不眠・多夢・筋肉の痙攣・四肢のしびれ・口乾・疲れ易い・月経量少ない・舌淡・脈細・脈減弱。
子供は遠出や疲れると、お腹が絞られるような痛みが生じ易い。
子供は疲れて陰虚になると水気不足となり咽が渇き(陰虚)・「咽が渇いてお腹が痛い(脾虚肝乗)・足が痛い(肝血虚)」となれば小建中湯を使う(陰虚・脾虚・肝血虚)。
小建中湯の有名な説明文:外出したりして疲れると、お腹が痛いと言い、動悸・鼻衄などもあり、手足がだるく痛んで火照り、喉が乾いたと言う子供には小建中湯を与える。
絞痛:絞られるように痛むのは「冷え」や「陰虚」が原因となる。
疲れがひどくなり陰虚となると水気不足となり口渇し、お腹がギュッと絞られるように痛むことが子供によく起きる:小建中湯。
小建中湯は、腎虚・脾虚・肝血虚に適応する:かかと痛(腎虚)・ふくらはぎ痛(肝血虚)・疲労すると腹痛(脾虚肝乗)が生じる体質に小建中湯が効く。
かかとの痛みは腎虚の症状。
小建中湯:胃の陰虚による肝木乗脾の胃痛の薬:緩急止痛(疲労で腹痛)・温中補虚・除熱:疲労発熱(少し遠くに出かけると疲労で発熱し風邪をひく子供)。
虚労して裏急し、動悸や鼻衄を生じ、腹痛もあり、手足が怠く痛み、手足が火照って、咽が乾くときは、小建中湯が適応となる。
脾虚の症状:面蒼白・顔色が悪い、下利、顔がむくむ、脾の運化が弱いので味がしない(六君子湯)・四肢無力・中気不足で倦怠無力感(補中益気湯)・息切れ・懶言・語声低微・舌質淡で歯痕がある・舌苔白・脈細軟。
八味丸は食欲が無い脾虚の人は地黄がもたれ悪心となり使えない。 脾虚の薬の六君子湯等を合方するか、小建中湯とする。
八味丸合六君子湯
八味丸合参苓白朮散
八味丸の代わりに小建中湯。
小建中湯の証は「小便自利して発黄するという症状」となり、一般的な湿熱黄疸(茵蔯蒿湯などは小便不利)ではなく、小建中湯の黄疸は気血虚損による虚黄であり、これには補脾建中の小建中湯を用いるべきである。
「金匱要略」黄疸病篇では、治す「男子黄疸おうだん となり、
小便自利 には、虚労の小建中湯を与えるべき」。
小建中湯証の黄疸は「気血虚損」による虚黄であるので補気建中の小建中湯を用いる。
小建中湯の証の黄疸は小便自利して発黄し一般的な「湿熱黄疸」(茵蔯蒿湯)ではなく、これは気血虚損による虚黄である。
黄疸の処方:茵蔯蒿湯・茵蔯五苓散・茵蔯蒿湯合小柴胡湯・茵蔯蒿湯合大柴胡湯・小建中湯(小便自利)・蒿芩清胆湯・秦艽・梔子柏皮湯と茵蔯蒿湯を交互に使う・炙甘草湯・小柴胡湯。
梔子柏皮湯:傷寒論:三焦湿熱を清熱:黄疸・尿黄・心胸部の煩悶:
山梔子3 黄柏2 甘草1g。
茵蔯蒿湯は、茵蔯蒿+山梔子を用いて黄疸を治す:清熱利湿・退黄:
茵蔯蒿4 山梔子3 大黄1g。
小建中湯:胃の陰虚(麦門冬湯)による脾虚肝乗の胃痛薬:緩急止痛。
腹痛には、先に小建中湯で肝脾を調理し、虚(腎虚・肝血虚・脾虚)を治す。もし効果がなければ、小柴胡湯で胆胃を調和して実の症状を治す。
小柴胡湯は柴胡で三焦の邪を散じ、黄芩で清することにより袪邪きょじゃする。
小建中湯は、腎虚(腎陰虚・腎陽虚)・肝血虚・脾虚の3点セットに使う。
陰虚の処方:六味丸・八味丸・知柏地黄丸・杞菊地黄丸・小建中湯。
六味丸は陰虚、八味丸は陰陽両虚、知柏地黄丸は陰虚火旺、杞菊地黄丸は陰陽両虚(慢性疲労)、
小建中湯は「腎虚(脾虚の腎陰虚・腎陽虚)・肝血虚・脾虚」。
糖尿病で、食欲がなく、喉が乾く場合は小建中湯の適応である。
糖尿病の虚労病:脾虚で食欲がなくて、小便が近い腎虚で多尿には、脾気虚の薬(六君子湯・補中益気湯・参苓白朮散)に腎虚の薬(真武湯・八味丸・六味丸)を合方する。補中益気湯合真武湯。
胃陰虚の処方:麦門冬湯・麦門冬湯合六味丸・小建中湯・甘露飲・養胃湯・沙参麦冬湯・一貫煎・拯陰理労湯。
麦門冬湯:滋陰益気・補益肺胃(胃陰虚・肺陰虚に適応)・降気:
麦門冬10 人参2 製半夏5 炙甘草2 粳米こうべい5 大棗3:
口乾の吃逆シャックリに一服で効く:消渇病で多食善飢だが体重減少がある陰虚の糖尿病につかう。
甘露飲:滋陰和胃・清熱化湿:胃陰虚・湿熱:
慢性歯周炎・歯槽膿漏・口内炎・咽喉炎・慢性胃炎:
生地黄 熟地黄 麦門冬 天門冬 枳殻 枇杷葉 石斛 黄芩 茵蔯蒿 炙甘草。
石斛せっこく:ラン科石斛の茎:甘微寒:肺胃腎経:生津益胃・滋陰潤肺・補陰:胃陰・肺陰を滋養:養陰生津薬。
拯陰理労湯じょういんりろうとう:明・医宗必読:牡丹皮6 当帰身9 麦門冬9 橘紅5 炙甘草5 薏苡仁9 蓮子9 白芍9 五味子5 人参6 生地黄9 大棗3枚:筋無力症。
蓮肉レンニク・蓮子:清心益腎・健脾止瀉・益腎固渋・収斂・鎮静・軽度の滋養・清心火・清熱・心腎不交(黄連阿膠湯)。
黄連阿膠湯:心腎不交:黄連3 黄芩2 白芍3 阿膠3 鶏子黄1個。
桂枝湯は、毎日発熱する者に使う。柴胡桂枝湯・加味逍遙散・小建中湯・補中益気湯の場合もある。
小建中湯:胃の陰虚(麦門冬湯)による「脾虚肝乗」の胃痛薬:緩急止痛(疲労で腹痛が生ずる体質)・温中補虚・除熱:疲労発熱(少し遠くに出かけると疲労で腹痛・足痛し、発熱して風邪をひく子供など)。
膠飴は補脾し胃虚を補う作用がある。裏リの気を補う作用がある生薬:甘草・膠飴コウイ・大棗。
膠飴コウイは補脾胃虚の薬:餅米もちごめ・粳米コウベイうるちまい・小麦粉の三種類の穀物を麦芽バクガで加工したアメ:小麦粉だけが原料の膠飴もある。
腰まがりの処方:帰耆建中湯・独活寄生湯合小建中湯:のばせばのびる腰まがりの処方。
帰耆建中湯:小児の虚弱体質。疲れ易く元気がない。すぐにカゼをひいてしまう(補中益気湯や小柴胡湯・参苓白朮散・真武湯も風邪をひきやすい体質を改善する)。
高齢者の便秘には・・大柴胡湯や当帰芍薬散や逍遙散や小建中湯、潤腸湯、麻子仁丸。
陰陽両虚(腎虚)で脾虚で、無汗には小建中湯、
陰陽両虚(腎虚)で脾虚で、汗っかき(自汗)は黄耆建中湯。
「裏急」は、筋脈の攣縮のことで腹痛をさす:「脾虚肝乗」では小建中湯を使う。
咽が渇いて、お腹が痛み、手足が痛む・・時は小建中湯。
小児の体質改善には、小建中湯・六君子湯・参苓白朮散・小柴胡湯・真武湯を使うことが多い。
小建中湯は「腹痛を治する」ことを主とする方剤である。
腹中急痛には、まず小建中湯を与え、癒えざる者は小柴胡湯これを主どる。
先に小建中湯で「肝脾を調理」し、虚(肝血虚・脾虚)を治す。もし効果がなければ、小柴胡湯で「胆胃を調和」して実の症状を治す。
小建中湯:「肝胃陰虚」の者が寒邪の侵襲を受けると(カゼをひくと)お腹が痛くなり動悸がする時には小建中湯を使い、それで治らない人は小柴胡湯を使う(傷寒論)。
胃、十二指腸潰瘍や神経衰弱、再生不良性貧血などが見られる者には小建中湯は一定の効果がある。「漢方診療三十年」大塚敬節
アトピー性皮膚炎:当帰飲子合小建中湯・当帰飲子合参苓白朮散・当帰飲子合補中益気湯:アトピーには脾虚が根底にある。
当帰飲子:補血潤燥・止痒:血虚生風:当帰5 芍薬3 川芎3 地黄4 白蒺蔾3びゃくしつり 防風3 何首烏2かしゅう 荊芥1.5 黄耆1.5 甘草1:四物湯があるので炎症・浮腫・湿潤の皮膚炎には適さない。
蒺蔾子しつりし・白蒺蔾・刺蒺蔾:ハマビシ科ハマビシの果実:辛苦微温:肝経:疏肝熄風・行瘀袪滞・解鬱・明目・止痒:降圧・鎮静・眼科の常用薬。
防風:セリ科防風の根:辛甘微温:膀胱肝脾経:袪風解表・袪湿解痙・止瀉止血:発汗・解熱・鎮痛・止瀉:「袪風の主薬」で突然に生じる症状に使う:和食のつまに使用し突然の食中毒を防ぐ。
「金匱要略」の三つ目の小建中湯の条文は、婦人雑病篇ざつびょうへん で、「婦人腹中 痛の者」を治す。張路玉の説では「小建中湯は専ら風木乗脾の腹痛である」この腹痛の病理は「肝脾不和」に属す。
肝脾不和:肝の昂ぶりで生ずる胃腸の機能の失調現象。ストレス性胃炎・腸炎:腹痛で何度か救急車で運ばれる経験者がいる。几帳面な性格で優秀な人に多い。
虚寒証(陽虚証)の婦人科疾患 の処方:
下腹部冷痛・月経後期・白帯下・不妊症に八味丸・真武湯。
虚寒証で食少なら
人参湯合四物湯
小建中湯合四物湯。
陰陽両虚:冷え症だが疲れると火照るという時、陰陽両虚の八味丸を使うが、冷えには八味丸、疲労で火照る時は六味丸か少量の八味丸を使う。
陰陽両虚で脾虚で無汗は小建中湯
陰陽両虚で脾虚で汗っかきは黄耆建中湯。
八仙丸:医級:肺腎陰虚:地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・五味子・麦門冬(六味丸+五味子・麦門冬):小建中湯で代用できる。又は六味丸合生脈散(六味丸+人参五味子麦門冬)。
八仙丸の代用には小建中湯・六味丸合生脈散を使う。
登校時腹痛・下痢の子供は小建中湯ではなく、当帰芍薬散・真武湯でよくなる。
当帰芍薬散:肝血虚・脾虚湿滞:当帰3 白芍4 白朮4 茯苓4 沢瀉4 川芎3:過敏性大腸炎:真武湯も適用。
真武湯:回陽救逆・温陽利水:附子1 茯苓5 白芍3 白朮3 生姜3g。
「白朮+白芍」の組合せはお腹の痛みを止める薬であるので、過敏性大腸炎に使える。
小建中湯の「甘温除熱かんおんじょねつ」作用は、陰陽失調による(疲労による)虚熱に応用して使える。虚弱子供が遠出をすると必ず疲労発熱する体質を小建中湯は治す(気虚発熱の補中益気湯も適応)。
夜尿症は小建中湯が一般的だが柴胡桂枝湯・帰耆建中湯・苓姜朮甘湯加減附子・苓姜朮甘湯合真武湯・補中益気湯・桂枝加龍骨牡蠣湯・桂枝加黄耆湯・加味甘麦大棗湯・桑螵蛸散も適応する。
夜尿症は小建中湯が効く場合が多いが、この例は小建中湯に似た桂枝加黄耆湯が効いた例である。「漢方診療三十年」大塚敬節
龍骨・牡蠣には固渋作用がある。汗・小便・大便・精液・帯下などの流出を止める。
216.腸の蠕動運動で腸管が動くのが腹壁からみえても、それだけで大建中湯証とはかぎらない。小建中湯、人参湯、真武湯、旋覆花代赭石湯にもこの腹証が現れることがある。
生姜瀉心湯で、胸焼けや噯気ゲップがとれない場合には、旋覆花代赭石湯を考えてみる必要がある。
旋覆花代赭石湯・旋覆代赭湯:傷寒論:降逆化痰・益気和胃:
旋覆花2 代赭石3 法半夏5 生姜4 炙甘草2 大棗3:
痰飲による胃気上逆の症状:上腹部のつかえと苦悶感。痰湿による肺気逆。
旋覆花センプクカ:上逆した肝気を正常にめぐらす:キク科旋覆花の頭状花序を包煎(全草は金沸草きんふつそう):苦辛微温:肺脾胃大腸経:止嘔逆・軟堅痰:制吐・袪痰作用。
紫斑病の衄血を小建中湯でとめたこともある。
結核性腹膜炎の軽症で腹水がない場合は小建中湯証が多い。「漢方診療三十年」大塚敬節
小建中湯:桂枝4 芍薬6 大棗4 生姜4 甘草2 膠飴20:
老人や子供に多い便秘や「疲れて足が痛み(肝血虚)・咽が渇いて(陰虚)・お腹が痛い(脾虚肝乗」の便秘に用いる。
アトピー性皮膚炎は脾虚を兼ねているので、当帰飲子合小建中湯とする。小建中湯は脾虚でも食欲がほどほどあり、
食欲が無い場合は、参苓白朮散や補中益気湯を当帰飲子に合方する。
アトピー性皮膚炎:当帰飲子合小建中湯(食欲がほどほどある)
アトピー性皮膚炎:当帰飲子合参苓白朮散(食欲が無い・軟便・下利)
アトピー性皮膚炎:当帰飲子合補中益気湯(食欲が無い・疲れ易い)。
当帰飲子:補血潤燥・止痒:血虚生風:当帰5 芍薬3 川芎3 地黄4 白蒺蔾3びゃくしつり 防風3 何首烏2かしゅう 荊芥1.5 黄耆1.5 甘草1:四物湯があるので炎症・浮腫・湿潤の皮膚炎には適さない。
製首烏せいしゅう:生何首烏しょうかしゅうは潤腸・瀉下・「消炎」が強く、焙制した製首烏は補益肝腎が強い。
荊芥:辛微温:袪風解表・止血・「消炎」・「咽痛には古人は必須とした」:風病・血病・産後の主要薬:辛温でも燥ではない。
参苓白朮散:補気健脾・理気化湿・止瀉:党参 白朮 茯苓 炒白扁豆 はくへず 炒山薬 薏苡仁 蓮子れんし 陳皮 縮砂 桔梗 炙甘草:
消化不良・泥状便・水様便・カゼの嘔吐・ノロウイルスの嘔気・嘔吐。
白扁豆・扁豆:マメ科フジマメの種子:甘微温:脾胃経:
消暑化湿・和中健脾:夏季の胃腸型感冒や急性胃腸炎・消化不良・頭痛・悪熱・煩躁・口渇し水を欲しがる・食欲不振などの暑湿症状・嘔吐・下痢を治す。
小建中湯は虚弱体質、特に小児にもちいられるが、平素丈夫な人でも、無理を重ねたり疲れているときは小建中湯証をあらわす。
小建中湯は食欲不振時に陰虚でも陽虚でも使える。
脾虚肝旺ひきょかんおう の疏泄大過による失精の時は小建中湯を用いる。「老人は子供に還る」との理屈で、遺尿・遺精に小建中湯を使う人がいる。
「傷寒になり二三日後に、動悸し煩する者は小建中湯を用いる。
「心悸するのは陽が微で、心煩は陰は弱く、ゆえに
小建中湯でその胃腸を健やかにして営衛の調和を兼ねる」必要がある。
八仙丸:喘息の腎陰虚の場合(肺腎陰虚)は、緩解期であれば八仙丸であり、普段から飲ませる。八仙丸の代用には小建中湯を使う。但し、
帰耆建中湯では薬効がすべて上の方に行き肺に行くが腎には行かない。
八仙丸:肺腎陰虚:六味丸+五味子麦門冬。
五味子:養心(生脈散)・補腎・生津止渇(生脈散)。
麦門冬:滋陰潤肺(生脈散)・養陰清心(生脈散)。
傷寒論にいわく「傷寒にて陽脈渋、陰脈弦、法ほう まさに腹中急痛には、まず小建中湯を与え、癒い えざる者は小柴胡湯これを主どる。
腎陽虚には、八味丸、小建中湯(食欲不振)や真武湯(腹痛・下利)を使う。
脾虚で肝胆気滞の時には、気血の流通にも影響するので、臨床所見として、腹部の急痛がみられる。この時は、小建中湯で中焦を緩やかにし、虚を補い、腹痛を止痛する。
腹痛はないが疲れると腹痛になる場合の便秘には四物湯合小建中湯を使う:緩急止痛・温中補虚・除熱(疲労による発熱に適応):桂枝4 芍薬6 大棗4 生姜4 甘草2 膠飴20:腎虚・肝血虚・脾虚+四物湯。
足の一点だけ痛む時は、
踵痛(腎虚)には六味丸・杞菊地黄丸(歩き過ぎの腎虚)、
ふくらはぎ全体や大腿部の筋肉痛(脾虚)には六君子湯、
すねの横が痛む時(筋は肝血虚)は四物湯・四物湯合逍遥散。
三つの症状のセットには小建中湯。
足の裏の痛みは血虚。
小建中湯:六味丸や八仙丸が無い場合は、小建中湯を使う。
小建中湯は「腎虚・脾虚・肝血虚」・脾虚なら陰虚・陽虚に適応する。
小建中湯:腎虚の腰痛で食欲がなければ、陰虚でも陽虚でも小建中湯。
腎陰虚の喘息・・・小建中湯を八仙丸・滋陰降火湯の代用とする。
滋陰降火湯:万病回春:肺腎陰虚を滋補肺腎・清熱:当帰 白芍 生地黄 熟地黄 天門冬 麦門冬 白朮 陳皮 黄柏 知母 炙甘草 生姜 大棗。
天門冬2g:ユリ科クサスギカズラの塊状根:甘・苦・大寒:
滋陰潤燥・清熱化痰・肺陰虚の虚熱の咳嗽。
黄柏・黄檗おうばく:キハダのこと:清熱燥湿・瀉火解毒・清虚熱。
更年期の目の下のシミ・顴紅では、当帰芍薬散では治らない。
腎陰虚なので六味丸・杞菊地黄丸が適応するが、
喘息の腎陰虚は緩解期は八仙丸(六味丸+五味子麦門冬)。
更年期の目の下のシミには小建中湯が腎陰虚薬の代用となる。
小建中湯の桂枝・大棗・生姜・甘草は温中補虚であり、
芍薬の倍加と飴糖の配合は「益陰柔肝」により緩急止痛となる。
ともに「益木培土(肝を養い脾胃を健やかにする)」の方法である。
「かかと痛(骨の症状は腎虚)、ふくらはぎ痛(肌肉の症状:脾虚)、すねの筋も痛い(筋は肝の支配:肝血虚)」という子供は腎虚・肝血虚・脾虚の三つが重なった状態なので小建中湯(成長痛)を使う。
成長痛に小建中湯。
腎虚の腰痛で陰虚には六味丸を使うが、食欲がなければ腎陰虚の腰痛は小建中湯である。陽虚でも食欲がなければ八味丸ではなく小建中湯である:食欲がないのに八味丸を使うといずれの症状も悪化するので腎陽虚の腰痛には脾虚気味には真武湯・脾虚には小建中湯を使う。
帰耆建中湯きぎけんちゅうとう:常習性便秘。いわゆる兎糞状とふんじょう とよばれる、コロコロした便のものに適応する(陰虚の高齢者によく使う)。(小建中湯も適応する)。
帰耆建中湯の便通は、快通しないことが多い。硬く小さなコロコロ便で便秘気味の場合、あるいは軟らかく細くすっきりとは出ない場合とがある。(小建中湯も同じような便秘気味)。
渋精止遺の法(桂枝加龍骨牡蠣湯・桑螵蛸散など):腎虚して収蔵作用が失われ精液が漏れる或は下焦虚寒、腎気の固摂失調、膀胱の保持失調による遺精滑泄、頻尿、遺尿などに適用する。
脾虚肝旺の疏泄大過による失精もある時は小建中湯。
冷えが腰から足首まで、また手の甲や指は冷えるが手掌や足の裏は火照っている人は、それには小建中湯を使う。
手足が冷えていて手掌や足底も冷えている状態も小建中湯で良くなる。
小建中湯証の心悸虚煩、面色無華、舌質淡嫰はみな虚証の現象である。
陽虚の腹痛には建理湯(小建中湯合理中湯)をつかう。人参湯は理中湯である。小建中湯の腹痛は「中焦虚寒」で「脾虚肝乗」の腹痛に用いる。
胃気虚寒:小建中湯:腎虚・肝血虚・脾虚の同時存在に適応する。小建中湯証は中焦(剣状突起から臍まで)が虚寒して、脾虚による血虚は肝に及び肝血虚となって肝を弱めている病理である。
膠飴は補脾し「胃虚に対する作用がある」ので食欲不振に小建中湯を用いる:餅米もちごめ・粳米コウベイうるちまい・小麦粉の三種類の穀物を麦芽で加工した飴:小麦粉だけが原料の膠飴もある。
陰陽両虚の処方:八味丸と六味丸を交互に服用。または疲れがひどい時でのぼせる時は八味丸を少量とし、冷えた時は八味丸の量を増やす。
陰陽両虚:冷え症だが疲れると火照るという時、陰陽両虚の八味丸を使うが、冷えには八味丸、疲労で火照る時は六味丸か少量の八味丸を使う。
陰陽両虚で「脾虚・無汗」には小建中湯、汗っかきは黄耆建中湯。
食欲にムラがあったり食欲不振・無汗には小建中湯で食欲不振で汗かきは黄耆建中湯とする。
衄血(鼻血)には、のぼせをとり止血する肝火旺の加味帰脾湯・大柴胡湯・温清飲・加味逍遙散・三黄瀉心湯・黄連解毒湯・小建中湯・芎帰膠艾湯・黄土湯。
衄血にはイライラのぼせ火照りをとり止血する肝火旺の加味帰脾湯:済生方:帰脾湯+柴胡3gと山梔子2g:不眠症・健忘症・自律神経失調・不正性器出血・心臓神経症・パニック障害。
子供が「喉が渇いてお腹が痛い」となれば小建中湯。
登校時腹痛・下痢の子供は小建中湯ではなく、当帰芍薬散でよくなる:当帰3、白芍4、白朮4、茯苓4、沢瀉4 川芎3:ストレスによる腹痛下痢:「白朮+白芍」の組合せは、お腹の痛みを止める薬であるので、過敏性大腸炎に使える。
小建中湯:「腎虚・肝血虚・脾虚」の同時存在の色色な症状に適応。
若い女性の原因不明の潮熱:桂枝湯・加味逍遙散・柴胡桂枝湯が適応する。気虚発熱には補中益気湯・疲労発熱には小建中湯。
潮熱とは、潮が満ちるように一定の時間に生じる発熱をさす。傷寒論では日晡潮熱:午後4~8時の発熱が毎日反復する状態:承気湯・大柴胡湯・加味逍遙散などの適用、後世方では午後潮熱という。
小建中湯:胃腸の弱りは肝血の不足を招いて「肝鬱血虚」となり体内の流れの阻滞そたいと栄養不足になり筋が拘縮する。(疲労後に腹痛やふくらはぎが痛いという。
腎虚の蓄膿:鼻水が塩辛くなる・後鼻漏になる・鼻がつまる人は腎虚の薬で治療するが、脾肺気虚を併発しているので
腎虚の蓄膿:腰以下が冷の人は六君子湯合真武湯(腎陽虚の脾肺気虚)
腎虚の蓄膿:腰以下が温の人は小建中湯合六味丸(腎陰虚の脾肺気虚)。
蓄膿:半夏白朮天麻湯合真武湯合血府逐瘀湯・六君子湯合真武湯・六君子湯合真武湯合血府逐瘀湯・小建中湯合六味丸・参苓白朮散合真武湯合血府逐瘀湯。
小建中湯:舌質淡嫰ぜっしつたんどん(舌体ぜったいの質は色は淡く血色が少なく、舌体は絞まりがなくふにゃふにゃしている)。
小建中湯証は中焦ちゅうしょう(剣状突起から臍まで)が虚寒して、脾虚ひきょによる血虚は肝に及び肝血虚となって肝を弱めている病理である。
脾胃虚寒の治療原則:建中・温胃:
膠飴・白芍・炙甘草・大棗で建中し、
桂枝・生姜・高良姜・呉茱萸などで温胃する:
小建中湯で建中温胃・和営止痛する。
小建中湯:桂枝4 芍薬6 大棗4 生姜4 甘草2 膠飴20g。
小建中湯:面色無華(顔色が白い):肝血虚による。
小建中湯:心悸虚煩(動悸がして心煩・煩悶している)。
小建中湯:喜温喜按きおんきあん:患部をあたためたり、手で按じる(抑える)と症状が良くなる。
婦人の腹痛。張路玉の説では「小建中湯はもっぱら風木が(風邪が肝の虚損をもたらして)脾虚をもたらした腹痛を主どる。
腰もまがりは、骨格の弱さだけでなく腹筋の筋肉の弱りもあるので、
腰曲がりには独活寄生湯に腎虚・肝血虚・脾虚の小建中湯を合方する。
独活寄生湯合小建中湯・帰耆建中湯。
独活寄生湯:千金方:袪風湿・散寒・補気血・益肝腎・活血止痛:
独活2 防風2 桑寄生4 秦艽3 杜仲3 熟地黄5 白芍4 当帰3 牛膝3 川芎2 茯苓3 党参3 細辛1 肉桂0.5(沖服) 炙甘草1g。
衝服しょうふく(沖服ちゅうふく):少量の散剤をもつ薬湯を服用するとき、湯に入れて攪拌して服用すること。琥珀・朱砂・軽粉は浮きやすく沈みやすいので衝服するときは蜜で調えてから服用する。
軽粉けいふん・水銀粉:水銀から昇華法で生成した塩化第一水銀(甘汞かんしょう)の白色結晶性粉末で非常に軽いので軽粉という:辛寒・有毒:殺虫・逐水:舟車丸しゅうしゃがん に使用。
瘀血によるアトピー性皮膚炎:折衝飲合参苓白朮散・折衝飲合小建中湯
アトピー性皮膚炎:当帰飲子合小建中湯・当帰飲子合参苓白朮散・当帰飲子合補中益気湯・折衝飲合小建中湯・折衝飲合参苓白朮散:
アトピーには脾虚が根底にあるので補脾薬を合方する。
586:瘀血の症状:疼痛が固定痛で、刺痛又は拍動痛で、夜間悪化の三つすべてを充たすものが瘀血。患部が青紫色を帯びているのも原則だが、舌だけ青紫色は患部の瘀血ではなく、どこかに瘀血がある。
瘀血の症状の特徴は、痛み方は刺痛で、固定痛で、痛む範囲が指先ほどと狭く、夜間に悪化し実証なので、温めても冷やしても悪化する。舌は青紫色の斑点や舌体が青紫色で赤い症状がある。
小建中湯は「脾胃の陰陽両虚」「腎虚・肝血虚・脾虚」に使う。つまり脾と胃の陰陽がどちらも不足した状態に使われる。
脾虚:参苓白朮散・六君子湯・補中益気湯・人参湯・半夏白朮天麻湯・帰脾湯・小建中湯・逍遥散・柴胡加竜骨牡蠣湯・四君子湯・異功散。
脾虚の症状:面蒼白・顔色が悪い、下利、顔がむくむ、脾の運化が弱いので味がしない(六君子湯)・四肢無力・中気不足で倦怠無力感(補中益気湯)・息切れ・懶言らんげん・語声低微・舌質淡で歯痕がある(気虚)・舌苔白・脈細軟。
子供では、登校前腹痛を訴える時は小建中湯なども使うが腹痛にはあまり効かない。白朮+白芍の組合せはお腹の痛みを止める薬であるが白朮が無いからである:当帰芍薬散・真武湯でよくなる。
登校時腹痛・下痢の子供は小建中湯ではなく、当帰芍薬散でよくなる。
小建中湯:桂枝4 白芍6 大棗4 生姜4 甘草2 膠飴20g。
当帰芍薬散:当帰3 白芍4 白朮4 川芎3 茯苓4 沢瀉4g。
真武湯:附子1 茯苓5 白朮3 白芍3 生姜3g。
陽虚で体が冷えている人に小建中湯を使える。
陰虚では咽が乾き、手の平、足の平のいわゆる陰の部分がほてる状態に小建中湯は適応する。
小建中湯:肝の不調のストレスは胃腸の機能を低下させ、肝と胃の相互に影響があり腹部は攣痛れんつうし、(冷えでは、絞られるような腹痛が特徴)。
小建中湯:温中補虚・温中止痛(老人の虚寒の胃痛・便秘・冷え症の胃痛。小児の虚弱体質・登校前腹痛):桂枝4、白芍6、大棗9、生姜4、甘草2、膠飴20g。
脾虚の腹痛には小建中湯を使う。
ある程度食欲があり、口乾がある腹痛には桂枝加芍薬湯を使う。
桂枝加芍薬湯:桂枝湯の芍薬を倍加し(陰を増し)、産後乳腺炎に良い効果がある。また痙攣性疼痛はどこが痛んでも之を服用すれば効果がある。(芍薬甘草湯の痙攣を治す作用と通脈作用):
桂枝4 芍薬6 大棗4 生姜4(乾姜1)桂枝湯の芍薬を4gから6gに。
小建中湯:カゼをひいて腹痛なら小建中湯を使う。
手足が冷えるなどの症状がある便秘ならば小建中湯(陰陽両虚・脾虚)である。老人にも多い。
喘息が長く続いている患者は、「脾虚・腎虚・肝鬱が多い」ので、
六君子湯、真武湯、柴朴湯、補中益気湯、小建中湯などの2~3処方の合方が多い。原則的には脾虚を治すようにする。
腎虚には脾虚を想定して原則、真武湯。小建中湯・海馬補腎丸を使う。
脾虚の腹痛には小建中湯を使う。
ある程度食欲があり口乾がある腹痛には桂枝加芍薬湯を使う。
「真武湯では水気を除く作用がある」ので。
小建中湯:喜温喜按きおんきあん:患部をあたためたり、手で按じる(抑える)と症状が良くなる。
小建中湯証は中焦(剣状突起から臍まで)が虚寒して、脾虚による血虚は肝におよび肝血虚となって肝を弱めている病理である:これを脾虚肝乗という。
小建中湯:舌質淡嫰ぜっしつたんどん(舌体ぜったいの質は色は淡く血色が少なく、舌体は絞まりがなくふにゃふにゃしている)
腎虚の蓄膿:鼻水が塩辛くなる(のは五行色体表では腎の味は鹹であるから)・後鼻漏になる・鼻がつまる人は腎虚の薬で治療するが、脾肺気虚を併発しているので腰以下が冷える人は六君子湯合真武湯・半夏白朮天麻湯合真武湯で、腰以下が温かい人は小建中湯合六味丸。
子供が「喉が渇いてお腹が痛い」となれば小建中湯。
腎陰虚の全身症状:易疲労・踵痛、腰膝酸軟無力、めまい(杞菊地黄丸)、頭暈・頭痛、不眠、老眼、老人性白内障、脳鳴、遺精、口渇、ほてり・赤ら顔、寝汗、皮膚乾燥、白髪・禿頭とくとう、健忘、舌紅、舌苔少、五心煩熱。
小建中湯:面色無華(顔色が白い)は、肝血虚による。
胸焼けがある者には小建中湯は不適である。芍薬、膠飴は栄養物質で舌苔の厚い状態の者の食滞や痰飲にさらなる有余をもたらすため用いることを避ける。
膠飴は補脾し胃虚に対する作用があるので食欲不振に小建中湯を用いる
小建中湯の「甘温除熱(甘く陰陽両虚を補い、胃腸を温めて調え、虚労虚熱を除く作用がある。弱ったために生じた発熱)は陰陽失調によって生じた虚熱に常用される。