リウマチの漢方療法と運動療法

00様  こんにちは  (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。

以前の軽いリウマチ様症状には、以前の3種漢方薬の組合せは効果があります。

その組合せで あっていると思います。

慢性病になると腎虚になるので、さらに考慮しなければなりません。

また、瘀血を去るための桂枝茯苓丸も力不足となります。

現在の甲状腺の抗体が弱陽性は、肝の昂ぶりが続くと陽性になりやすく、ひどくなると橋本病になり、だるくなります。

思慮過度が甲状腺を加熱させ疲労させバランスを崩して自己抗体がでて甲状腺を攻撃します。

関節が固まるのは肝鬱血虚で生じます。

加味逍遙散か逍遙散を使いますが、さらに補血の薬も必要かもしれません。

胃不和・逆流防止も、肝の昂ぶり・肝鬱で生じます。

チクチクは瘀血の痛みですが、瘀血の薬の桂枝茯苓丸では補血作用がなくて力不足です。

首肩こり・背部の筋肉痛・上前腕の筋のちくちくには、さらに太陽膀胱経の薬が必要ですが、すべての症状を一緒に取り除くことはできません。軽減することはできます。

下半身の膝の固まり感などは、歩き過ぎは血虚になるためよくありません。毎日15分程度のウオーキングが適当です。

歩き過ぎて・栄養・血が消費されるとその後、筋が硬くなるのです。

私も速く走りすぎると翌日痛みを生じます。

遊走性の疼痛は、胃腸を建て直し、風邪フウジャを防ぐ必要があります。上記の3種の薬では やや力不足です。

出産後生理が来ないので12年間低用量ピルのトリキュラーをずっと服用し最近ピルの処方変更したとのこと。腎虚の薬が少量必要です。

不眠症・不安感は心血虚・心陰虚の症状です。心を遣い過ぎる習慣を緩めることが大切です。

心血虚と心陰虚に共通する症候は、動悸・焦燥感・驚き易い・不眠・健忘などである。

心陰虚ではさらに、虚熱の症状を伴い、微熱・寝汗・五心煩熱・口乾・舌質紅で乾燥・脈細となります。

すべてを一緒に治すことはできませんが、軽い爽やかな運動を毎日行うことによって体が調い、全体のバランスがよくなれば、少ない種類の漢方薬で対処することができます。

軽い毎日の運動とリウマチ性をゆるめて、自然治癒力をそだてることです。

重要な点は、軽い運動と同時にリウマチ気質を和らげることです。

開き直りが必要で、不安なことは考えない、言わない、聞かないことです。

対人関係・家族との関係でもこのコツは必要で、なるべく家人でも考えや行動を詮索しないという開き直りが必要です。

リウマチ気質とは思慮過度・過緊張・几帳面・不安感・焦燥感・自分の方法にこだわることです。不安になるようなこだわりを和らげることです。

どうぞ おだいじに

(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣