冷え症の改善

冷え症(陽虚)の改善の解説

冷え症の場合:両足の浮腫・泥状〜水様便(脾虚・脾陽虚)、尿がうすく量多(腎陽虚)、手足の冷え(脾陽虚・腎陽虚・脾腎陽虚)がある。

冷え症で発汗(冷汗を多汗)する、ショック状態などの危急の場合には、附子でなければ汗は止められない。

四逆湯:附子1、乾姜2、炙甘草3:回陽救逆。

参附湯:人参10g、附子4g):回陽救逆。

冷え症の四肢強直:陽虚の四肢の筋肉や関節の強直は、慢性病の消耗により陽気が外泄し、筋脈が温煦オンクされないために生じる:冷えによる足のつりなど。

冷え症では、面色不華で顔色が悪い・面色蒼白、或は黒っぽい顔色ですすけた顔色である。舌質は血色がなく(舌淡)、舌苔が白い(苔白)。これは疑いもなく陽虚のあらわれである。

冷え症の症状は、寒がり(畏寒)、手足冷、夜間排尿(牛車腎気丸・真武湯・附子・人参湯・苓姜朮甘湯・小建中湯)、起床時に顔がむくむ(痰飲でも顔がむくむ:平陳湯)、小便は無色透明、胸を縮こませた格好で寒さを嫌う。

冷え症は体を温める力が不足した状態です:人参湯(脾陽虚)・八味丸(腎陰陽両虚)・真武湯(腎陽虚)・小建中湯(脾陽虚・腎虚)・苓姜朮甘湯(寒湿)・大建中湯(脾陽虚)・四逆湯(陽虚を回陽救逆)・参附湯(陽虚を回陽救逆)・当帰四逆加呉茱萸生姜湯(疝痛:寒帯肝脈)・呉茱萸湯(中焦実寒)・安中散(胃実寒)・温経湯(下焦虚寒)。

温経湯:温経散寒・補血調経・活血化瘀・益気和胃:下焦の衝任虚寒から血虚となり血瘀が生ずる:半夏4 麦門冬4 呉茱萸1 乾姜1 当帰3 桂枝2 白芍2 川芎2 人参2 甘草2 阿膠2 牡丹皮2:太陽・少陰が同時に病む両感証。

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