2025/5/30、6/18
陰嚢水腫の口訣集
五苓散合加味逍遙散
五苓散合桂枝茯苓丸
加味逍遥散合桂枝茯苓丸合五苓散
麻杏甘石湯
小茴香
天台烏薬散:理気・散寒止痛:寒疝・寒滞肝脈
(素問・刺熱論)
肝熱を病むは、左頬まず赤し。
心熱を病むは、顔まず赤し。
脾熱を病むは、鼻まず赤し。
肺熱病むは、右頬まず赤し。
腎熱病むは、頤オトガイまず赤し。
肝熱でよく生じる症状は、煩悶、口乾、小便黄赤、「陰嚢腫痛」、あるいは陰部の掻痒症である:五苓散合加味逍遙散・五苓散合桂枝茯苓丸・加味逍遥散合桂枝茯苓丸合五苓散。
睾丸や陰嚢の腫大疼痛:加味逍遥散合桂枝茯苓丸合五苓散(肝鬱と少腹痛と痰飲の薬):陰嚢水腫に五苓散だけでは効かない。
肝熱による眩暈・嘔吐・耳鳴り・メニエル病を治す:小柴胡湯合二陳湯・小柴胡湯合苓桂朮甘湯。
古矢知白が、古家方則の中に、麻杏甘石湯で、「睾丸炎」や痔核が治ると書いてある。
陰嚢水腫には五苓散だけでなく加味逍遙散を併用しないと効果が薄い:
五苓散合加味逍遙散・五苓散合桂枝茯苓丸。
睾丸炎・副睾丸炎や疝気センキにみられる。つまり肝鬱で睾丸が腫れ大きくなる:
加味逍遥散合五苓散。
小茴香しょうういきょう・小茴:セリ科ウイキョウの成熟果実:辛温:肝腎脾胃経:理気止痛・調中和胃:健胃作用・陰嚢水腫の疼痛。
陰㿗いんたい:鼠径ヘルニア、陰嚢水腫、子宮脱などの総称。
天台烏薬散:理気・散寒止痛:寒疝・寒滞肝脈:烏薬4 木香3 青皮2 高良姜3 檳榔子2 川楝子2(巴豆ハズと炒したのち巴豆をのぞく):鼠径ヘルニヤ(脱腸)・陰嚢水腫・副睾丸炎。製品無し。
陰嚢水腫は、すべて痰飲が原因である。
睾丸や陰嚢の腫大疼痛に加味逍遙散・桂枝茯苓丸。
睾丸炎・副睾丸炎や疝気センキにみられる。つまり肝鬱で睾丸が腫れ大きくなる:
加味逍遥散合五苓散。
安中散の小茴香しょうういきょう・小茴:セリ科ウイキョウの成熟果実:辛温:肝腎脾胃経:理気止痛・調中和胃:健胃作用・陰嚢水腫の疼痛。