甘露飲の口訣集:口内炎・舌炎

2026/7/6

甘露飲(コタローに製品あり)の口訣集

甘露飲:滋陰和胃・清熱化湿:胃陰虚・湿熱:慢性歯周炎・歯槽膿漏・口内炎・咽喉炎・慢性胃炎:生地黄 熟地黄 麦門冬 天門冬 枳殻 枇杷葉 石斛 黄芩 茵蔯蒿 炙甘草の等分を粉末とし5~10g水煎。

甘露飲:口臭・口粘・歯齦の腫脹疼痛・口内炎・隠痛・出血・悪心(湿熱症状)、口渇・咽乾・体の熱感・上腹部不快感(胃陰虚症状)舌紅乾燥、舌苔舌苔黄じ(黄色がかった厚ぼったい舌苔)、脈細数。

甘露飲:「胃中喀熱、口気(口臭)、歯齦腫爛(歯槽膿漏)、時に膿血、口舌瘡、咽喉腫痛するもの」とあり、胃に湿熱が溜まり慢性炎症によって起こる歯槽膿漏や口内炎、咽頭炎などに使われる。

天門冬2g:ユリ科クサスギカズラの塊状根:甘・苦・大寒:

滋陰潤燥・清熱化痰・肺陰虚の虚熱の咳嗽。

枇杷葉:バラ科ビワの葉:苦平:肺胃経:化痰止咳・降肺気・和胃止嘔・清熱:鎮咳・袪痰・健胃:上焦の熱を冷ます。肺熱を冷まし肺炎に。

石膏も肺熱をさます。夏によく飲まれる枇杷葉茶:3~5g。

石斛せっこく:ラン科石斛の茎:甘微寒:肺胃腎経:

生津益胃・滋陰潤肺・補陰:胃陰を滋養する:

養陰生津薬よういんしょうしんやく:甘露飲。

茵蔯蒿:カワラヨモギの幼苗ヨウビョウ:苦平微寒:清熱利湿・退黄疸:胆汁分泌促進・黄疸の主薬。

鼻咽頭癌 2)肝胃鬱熱:加味逍遙散合玉女煎・加味逍遙散合甘露飲

玉女煎・養陰清胃煎・石膏熟地煎:景岳全書:

清胃瀉火・滋陰補腎:胃熱・胃陰虚の処方:

生石膏(先煎)10 知母3 麦門冬3 熟地黄8 牛膝3g:

歯周炎・歯槽膿漏・口内炎・舌炎・慢性胃炎:甘露飲。

陰虚:六味丸・八味丸・知柏地黄丸・杞菊地黄丸・小建中湯・甘露飲・玉女煎。

胃陰虚:麦門冬湯・麦門冬湯合六味丸・小建中湯・甘露飲・養胃湯・沙参麦冬湯・一貫煎・拯陰理労湯。

甘露飲中の滋陰清熱薬(生津清熱薬):生地黄・熟地黄・麦門冬・天門冬・石斛。

甘露飲の中の茵蔯蒿:利疸・消炎・解熱・抗菌作用。

甘露飲の中の清熱化湿薬:黄芩・茵蔯蒿・(黄連・黄柏)。

甘露飲:陰虚内熱(津液が不足して化熱し、熱を帯びた状態)で慢性病や疲労による消耗や陰液(体液・津液)が不足して冷ます力が低下し、熱を生じ口腔内が乾燥して粘膜が萎縮している状態。

甘露飲は胃陰を補陰して炎症を鎮め、口中を潤して冷ますために

口内のさまざなな症状を改善する。

胃陰虚:麦門冬湯・麦門冬湯合六味丸・小建中湯・甘露飲・養胃湯・沙参麦冬湯・一貫煎・拯陰理労湯。

胃陰虚:脾胃の熱が盛んになると胃陰を消耗し易い。

胃火の熾盛(膏梁厚味・脂っこい食事・味の濃い食事・食べ過ぎ)、

脾胃の湿熱(膏梁こうりょう:贅沢な食事。美食のこと。の過食)、

熱性病で熱が盛んなため津液が傷られ胃の陰液が消耗されて生ずる。

唇燥口乾、水をよく飲む・飲むとすぐ吐く。食べられない。

甘露飲:口内や舌や唇に口内炎や潰瘍ができ、熱い物や冷たい物、辛い物などがしみて、ひどい場合はひりひり痛み食事が進まなくなる。

歯茎が陰虚瘀熱で腫れたり膿んだり出血などの陰虚内熱を補陰清熱化湿して冷ます。

口内や舌や歯齦の糜爛がなかなか解消しない時は、熱盛傷陰して少し陰虚になっている時は、滋陰清熱作用がある甘露飲を考える。

甘露飲の枇杷葉:燥熱咳嗽には肺を冷まし潤す、上焦の熱を冷ます

大塚敬節の甘露飲についての口訣は、「脾胃に湿熱があり、裏に瘀熱があって、しかも胃腸が弱く虚証を呈し、口舌、咽頭、歯茎などが腫脹糜爛して膿血を出すものによい」。