リウマチ患者へのメール

令和8年7月25日(土)
00様  こんにちは  (有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣です。

中医学の本を早速購入されたとのこと。

陰陽五行説は、現実の現象とすべて合致するものではなく
現実に即している部分と、乖離している記述があるので判断しながら
参考にして利用するように教えられています。

なるほどと思い当たる点は参考にして少しずつ実行するのがよいとおもいます。

人間と自然の関係を理解する助けとなり、人間の不思議と興味をかき立てられます。

リウマチの発症原因は、何度も記述しているように、肝の昂ぶりが根本原因で発症しています。

リウマチ気質とは、思慮過度・過緊張・不安感・焦燥感・自分の方法にこだわり、不安感のために物事や言動に過剰に反応し、病状日誌を書いたりして絶えず病気に囚われている状態です。

聖人君子ではない私たちが、上記の気質を完全に克服することはとても難しいことで、それがリウマチの難病たる所以です。

この世は不安に溢れているので、感受性の豊かな人にとっては鬱病にならなければリウマチなどの膠原病になるのは道理ともいえます。

鬱病も膠原病も発症原因は同じといっても過言ではありません。肝の昂ぶりが強く長期間続いて発症するのです。

鬱病も膠原病も、とても頑張る人に生じている事象をみて、発症するのは当たり前だとおもえることがとても多いのです。

困難にあっていても、それも終わりがあり、よくなっていっても、いずれ皆死ぬのだとは分かっていても不安感は払拭できません。不安感は肝の昂ぶりを生じるのです。

特に痛みは、心を弱らせる影響があります。

毎日感じる痛みの経験は、必ず治るのだという気持ちにゆらぎが生じるのは無理のないことです。

しかし、上記のリウマチ気質を少しずつでも和らげることができればリウマチは必ずよくなっていきます。

リウマチでは、足首痛や肘痛はなおりにくい箇所です。

また、夜中に痛みで目覚める状態は瘀血や昼間のエアコンによる冷えの影響がでてきたものです。今回その瘀血と冷えの対処に処方を適用しました。

袪風湿・散寒・補気血・益肝腎・活血止痛:気血両虚・肝腎不足の風寒湿痺に対処する処方です。

いままでの処方でもリウマチ気質を少しずつでも緩和できれば効果があるのですが、現在の症状の困難さを考えると、積極的に処方をかえて対処すべきだと感じ始めています。

昼間エアコン使用は絶対に必要です。体力を消耗してしまうので冷えを予防し暑熱による過剰な熱による発汗しすぎを緩和する処方に変えました。

ちょっと動くと汗をかくのは表虚という疲れが非常に強い体力の低下した状態なので、清暑益気湯という、夏の酷暑を冷まし、元気を回復させる処方を選択しています。

リウマチの方は、特に梅雨時にからだがかゆくなる場合が多いのですが、それは湿気のために発汗が抑制されて、体内に生じているリウマチ由来の熱が発散できないために皮膚の炎症となって体表に熱を発散させるために痒みがでてきたものです。

完全に皮膚炎を止めるとリウマチの熱がこもり関節や筋の痛みが増すおそれはありますが、その炎症を抑え血行を改善する軟膏を同梱してありますので様子をみてこすらないように優しく薄く塗布してください。炎症は悪化させないように、しかし完全に押さえ込まないように軟膏を使用してください。

足の黒ずみは簡単にはとれませんが、少しずつでも軟膏やローションを塗布してください。

軟膏やローションは様子をみて加減して、使用してください。

痛みが強く、夜に眠れないとき、昼間も痛みが強い時は今回も同梱した葛根湯を頓服で一緒に服用してください。成分の「葛根」は背中のこりを潤して緩和する作用があります。

両肩の前の痛みは、心の経絡が通っていて心の弱りで生じる症状です。疲労を頑張りすぎて心臓に負担をかけないように休みながら動いてください。

「汗は心の液」といって汗をかきすぎると不安感が強まり、心臓の力もおちるということを忘れず、無理をせずに休みながら動いてください。

サウナなどで汗をかきすぎると焦躁感が生じ煩躁し、理由のない不安感が生じるのです。

どうぞ おだいじに

(有)文隣堂あつみ薬局 渥美光廣