2026/7/23
釣藤散の口訣集
釣藤散:脾胃気虚・痰湿の肝陽化風に:
平肝潜陽・明目:痰飲による認知症・後頭部痛・「朝の痰湿頭痛」:
釣藤鈎5+菊花5 防風5 石膏10(先煮)人参2 麦門冬5
半夏5 陳皮5 茯苓5 生姜2 甘草2g。
「釣藤散の眩暈」は、イライラして怒りやすいタイプで、これはもともと痰飲をとる二陳湯を内包していて、これに肝鬱をとる菊花と釣藤鈎が入っている。
二陳湯:燥湿化痰:半夏5、陳皮4、茯苓5、生姜1、甘草1:
痰飲の基本処方。
前額部は胃腸の経絡が通っているので頭痛は半夏白朮天麻湯の適用:
半夏白朮天麻湯は前額部の頭痛・頭重で、
釣藤散は朝の頭痛や「後頭部の軽い頭痛・こわばり」である。
釣藤散は、首の後ろに湿布をしている人に用いる。
釣藤鈎・鈎藤・鈎鈎・双鈎藤:アカネ科カギカズラの鈎棘のある茎枝:平肝止痙・鎮静・てんかん発作の抑制。
菊花:甘微苦:肺肝経:疏散風熱、明目、平肝陽。
釣藤鈎と菊花は平肝作用で肝鬱の薬。
痰飲による認知症の予防には釣藤散。
肝気上逆の釣藤散(脾胃気虚・痰湿の肝陽化風に:平肝潜陽(釣藤鈎+菊花)・明目(菊花)・補気健脾(人参・茯苓・甘草)・化痰(二陳湯)。
二陳湯:燥湿化痰:半夏5、陳皮4、茯苓5、生姜1、甘草1:
痰飲の基本処方。
肝気が上逆すると、興奮し、怒り、眩暈・頭痛する。肝気上逆の釣藤散:平肝潜陽・明目・補気健脾・化痰:脾胃気虚・痰湿の肝陽化風に釣藤散
釣藤散合平胃散:痰湿の肝陽化風に平肝潜陽:釣藤鈎5 菊花5 防風5 石膏10 人参2 麦門冬5 茯苓5 半夏5 陳皮5 甘草2 生姜2:胃散の理気化湿・和胃:蒼朮4 厚朴3 陳皮3 大棗2 生姜1 甘草1g。
痰飲の目まい:滋腎明目湯合釣藤散。
痰飲の基本症状:むくみ・めまい・多痰・嗜眠・小便不利、しこり、起床時の顔のむくみ、疲労時の顔や手足のむくみ、軽い咳払いで簡単に痰がでる体質、閑な時すぐ眠くなる:痰飲を取る基本処方は、二陳湯。
肝陽上亢の処方(肝陽上亢の薬は中風の予防薬である):加味逍遙散・逍遥散・抑肝散加陳皮半夏・柴胡加竜骨牡蠣湯・知柏地黄丸・杞菊地黄丸・釣藤散・牛黄清心丸:肝陽上亢からひどくなると肝陽化風となる。
肝陽化風の症状:頭脹痛・頭のふらつき・めまい・耳鳴・イライラ・易怒・顔面紅潮・顔面神経麻痺・目花・目赤・浅眠・多夢・脳卒中による半身不遂や発語障害や嘔吐や意識障害・口乾・口苦・舌紅・苔黄・脈弦数。
半夏白朮天麻湯は、耳だれ・蓄膿・めまい・頭痛に使うが頭重が主で、前額部痛だけで後頭部痛には効かない。前額部は胃腸の経絡:
半夏白朮天麻湯は前額部の頭痛・頭重で釣藤散は後頭部の頭痛である。
釣藤散の 菊花:疏散風熱・清熱明目(杞菊地黄丸)・清熱解毒・平肝陽:釣藤鈎+菊花で肝鬱に適応。
343.子宮筋腫にはふつうは桂枝茯苓丸を用いるが、尿道の症状から竜胆瀉肝湯を与え、三ヶ月ほどたって自覚症状がよくなったので、以前の病院で再び診察をうけると筋腫はまったくなくなったという。
「漢方診療三十年」大塚敬節
344.頭重・耳鳴・めまいの高血圧症の52歳の男子(釣藤散)。
「漢方診療三十年」大塚敬節
肝風内動の四肢麻木・・・清肝熄風:羚羊鈎藤湯・釣藤散合平胃散:
痰湿の肝陽化風。
釣藤散の釣藤鈎ちょうとうこう:平肝止痙・鎮静:てんかん発作の抑制・平肝は肝鬱に適応:アカネ科カギカズラの鈎棘のある茎枝。
釣藤散の効能に、「朝起きた時に首筋が引っ張られるような感覚がある人」と書いてあるが、釣藤散に特有の症状ではなく、痰飲の症状である(二陳湯などが適用する)。
肝気が上逆すると、興奮し、怒り、眩暈・頭痛する。
肝気上逆の釣藤散:平肝潜陽・明目・補気健脾・化痰:脾胃気虚・痰湿の肝陽化風に。
釣藤散は「後頭部の頭痛」や「首が張る症状」に使う。
釣藤散は後頭部の経絡に沿って薬が体に入り、体から痰飲(食毒・水毒)を取り除く作用がある。痰飲があるので眩暈・頭重・頭痛が起こるのである。「肝鬱と痰飲による肝陽化風」の処方。
半夏白朮天麻湯は前額部の頭痛・頭重で、釣藤散は後頭部の頭痛である。共に痰飲が原因だが頭痛の場所が異なる。
「痰火鬱結」の耳鳴り・耳聾・耳塞:清気化痰湯せいきけたんとう。
痰火鬱結では釣藤散で耳鳴り耳聾が良くなる・
代用処方は二陳湯合黄連解毒湯や苓桂朮甘湯合1/2量の黄連解毒湯