身痛逐瘀湯の口訣集

2026/9/11

身痛逐瘀湯の口訣集

身痛逐瘀湯:医林改錯:活血化瘀・通絡止痛・袪風湿:

桃仁3 紅花3 当帰3 川芎2 五霊脂2 没薬2 牛膝3 秦艽3 羗活3 香附子3 地竜2 甘草1g+黄耆10:打撲・リウマチ・関節炎・肩関節周囲炎・座骨神経痛・腰痛症:王清任著『医林改錯』。

五霊脂ごれいし:オオコウモリの糞便乾燥物:鹹温:肝経:袪瘀止痛・通経、生では活血、炒用では止血・鎮痛・瘀血による疼痛で婦人科で失笑散として多用・胃を障害しやすい:2~3g。

失笑散しっしょうさん:五霊脂 蒲黄 各等分の細末を毎回3g・黄酒か酢で服用:妊婦は禁忌:産後に悪露が下らない、下腹部痛など血瘀症状に適用。成薬無し。

身痛逐瘀湯:代用処方は、折衝飲合(活血化瘀)防已黄耆湯(袪風湿)加地竜(通絡止痛)。

身痛逐瘀湯:代用処方は、折衝飲合防已黄耆湯加地竜。

折衝飲:活血化瘀・理気止痛:寒帯肝脈に使用する:

当帰5 赤芍3 桃仁5 紅花2 牡丹皮3 川芎3 桂枝3 牛膝3 延胡索3(すべて袪瘀作用の生薬)。

熱痺の方剤:身痛逐瘀湯、大活絡丹、小活絡丹、益腎蠲痺丸。

大活絡丹:「頑痰熄風、熱毒瘀血、経絡に入れば、この方にあらざれば透達することあたわず、およそ肢体の大証を治するに、必ず備うるの薬なり」・・といわれている。成薬無し。

大活絡丹:細辛・赤芍・没薬・丁香・乳香・白僵蚕・安息香・黒附子・黄芩・茯苓・香附子・玄参・白朮・防風・葛根・虎骨・当帰・血竭けつけつ・地竜・犀角・麝香・松香・牛黄・竜脳・人参 以上49味

血竭けっけつ・キリン血:ヤシ科キリンケツの樹脂:甘鹹平:心包肝経:止血止痛・活血生肌:辛熱で強い燥性(白芷)があるので陰虚・血熱には禁忌:内服は0.3~0.5g、丸剤・散剤とし、湯剤には用いない。

小活絡丹:風寒を温散し痰瘀を去る。袪風、活血、散寒、清熱および扶正などの薬味が多い:痛みを長く病んで絡に入った患者に用いる。

小活絡丹:聖済総録せいさいそうろく:活血通絡・除湿袪痰法:

制川烏 制草烏 地竜 製南星 各180g 乳香 没薬 各60gを細末とし煉蜜で丸を作り1gとし毎時1丸、毎日1~2回服用。成薬無し。

益腎蠲痺丸は、頑固な痹痛で、長く病み、一般の袪風、散寒、燥湿、通絡薬では効果が無く、すでに瘀血が絡に入り、血虚、腎虧に陥ったものに比較的著しい効果を発揮する。

益腎蠲痺丸えきじんけんぴがん:生地黄・熟地黄・当帰・仙霊脾(淫羊藿)・鶏血藤・鹿銜草ろくがんそう(かかんそう)・尋骨風、虎杖こじょう・全蝎・蜈蚣・烏稍蛇(白花蛇)・露蜂房ろほうぼう・地鱉虫じべっちゅう(䗪虫しゃちゅう)・蟷螂とうろう・白僵蚕。

瘀血の方剤:桃紅四物湯・血府逐瘀湯・桃核承気湯・桂枝茯苓丸・折衝飲・補陽還五湯・疎経活血湯・四物湯・冠心二号方・大黄䗪虫丸・大黄牡丹皮湯・失笑散・身痛逐瘀湯・膈下逐瘀湯。

瘀血の下肢腫脹と疼痛:活血化瘀:身痛逐瘀湯。

身痛逐瘀湯の加減法:頑痹:関節の変形強直し屈伸できない:

身痛逐瘀湯+全蠍粉2g(分呑)、烏稍蛇4,蜂房10。

全蝎ぜんかつ・全虫・蝎尾かつび:キョクトウサソリ科のキョクトウサソリの全身:辛平小毒:肝経:熄風鎮痙・袪風止痛・通絡・解毒散結:破傷風(五虎追風湯)・熱性痙攣・半身不随・顔面神経麻痺(牽正散)

頑痹の治法:活血行瘀・化瘀通絡:身痛逐瘀湯加減。

瘀血の腰痛は外傷が多いが折衝飲や通導散や身痛逐瘀湯。

通導散:打撲・瘀血腰痛・痔の刺痛:理気活血・破血逐瘀・瀉下:

当帰3 紅花3 蘇木2 木通3 大黄3 芒硝3 枳実3 厚朴2 陳皮3 甘草3:瘀血腰痛・刺痛の瘀血の痔:肝鬱で多食の「肥満」に効果がある。

身痛逐瘀湯加減:頑痹:桃仁3 紅花2 当帰3 五霊脂3 炙没薬3 牛膝4 秦艽3 羗活3 制香附子3 炙地竜3 炙甘草2 炙乳香3。

身痛逐瘀湯:桃仁3 紅花3 当帰3 川芎2 五霊脂2 没薬2 牛膝3 秦艽3 羗活3 香附子3 地竜2 甘草1g+黄耆10。