2026/7/31~8/4
鎮肝熄風湯の口訣集
鎮肝熄風湯:医学衷中参西録ちゅうちゅうさんせいろく:
滋陰・平肝熄風:陰虚陽亢や肝陽化風に適用する:
牛膝10 代赭石10 竜骨5 牡蛎5 亀板5 白芍5 玄参5 天門冬5 川楝子2 麦芽2 青蒿2 甘草1.5:日本に製品は無い。
牛膝は、袪瘀止痛・活血通経・補益肝腎・薬を下行させる引経薬。
旋覆代赭湯の代赭石は、肝気上逆を重鎮降逆させる。
亀板:ツチガメ科クサガメの腹部と背部甲羅:
滋陰潜陽・強筋骨・涼血補血・止血。
玄参4gげんじん・元参・烏元参:ゴマノハグサ科玄参の根:
涼血解毒・降火滋陰:滋陰・解毒作用の要薬。皮膚・頭頸部に働く:
滋腎陰薬:肺胃腎経:滋陰清熱・瀉火解毒(腎陰虚の薬):3~4g、虚熱煩躁6~10g、血管炎10~30g。
天門冬2g:ユリ科クサスギカズラの塊状根:甘・苦・大寒:
滋陰潤燥・清熱化痰・肺陰虚の虚熱の咳嗽。
川楝子せんれんし・金鈴子きんれいし・苦楝子くれんし:センダン科トウセンダンの成熟果実:苦寒:肝・心包・小腸・膀胱経:理気止痛・殺虫:アニサキスに:1..5~4g:軟便を来すので多量に使用しない。
鎮肝熄風湯:怒鳴り散らす症状や痴呆症にも使う。
風痰挟瘀の四肢のけいれん・・てんかん:袪瘀・熄風:
鎮肝熄風湯合血府逐瘀湯。
肝風内動の四肢のけいれん・・・ヒステリー発作:滋陰潜陽・平肝熄風:鎮肝熄風湯・天麻鈎藤飲。
肝風内動の四肢のけいれん・・・激怒すると四肢のけいれんが生じる:肝腎陰虚の症候がみられる:滋陰潜陽・平肝熄風:
鎮肝熄風湯・天麻鈎藤飲。
天麻鈎藤飲:平肝熄風・柔筋活絡:天麻 釣藤鈎 石決明 山梔子
黄芩 杜仲 牛膝 益母草 桑寄生 夜交藤 茯神。
湿痰壅遏ヨウアツのものあり、書に云う、「頭旋眼花は、天麻・半夏にあらざれば除かず」これなり、半夏白朮天麻湯これを主る。
天麻・明天麻:ラン科オニノヤガラの塊茎:甘微温:肝経:
袪風鎮痙・通絡止痛:抗痙攣・鎮静:めまい・頭痛の主薬で、天麻は、薬全体を首から上にもっていく引経作用がある:半夏白朮天麻湯。
釣藤鈎ちょうとうこう・釣藤鈎・鈎藤・鈎鈎・双鈎藤:アカネ科カギカズラの鈎棘のある茎枝:甘微寒::熄風定驚・平肝清熱・軽清透熱:
のぼせを取り熄風する:平肝止痙・鎮静で、てんかん発作の抑制。
鎮肝熄風湯:滋陰潜陽・平肝熄風::牛膝10 代赭石10 竜骨5 牡蛎5 亀板5 白芍5 玄参5 天門冬5 川楝子2 麦芽2 青蒿2 甘草1.5。
天麻鈎藤飲:平肝熄風・柔筋活絡:天麻 釣藤鈎 石決明 山梔子
黄芩 杜仲 牛膝 益母草 桑寄生 夜交藤 茯神。
重鎮安神剤の代赭石・赭石:赤鉄鉱:二酸化ケイ素・酸化第二鉄:
鎮胃降気・平肝熄風:鎮静・鎮嘔・止血作用:嘔気・吃逆・上腹部膨満感・おくびなどの胃気虚:旋覆花代赭石湯。
益母草:辛微苦微寒:シソ科メハジキの全草:辛微苦微寒:
活血通経・行血袪瘀:「母を益す草」なので婦人病によく使う。
桑寄生そうきせい:ヤドリギ:補肝腎・強筋骨・袪風湿・安胎
(滑胎に寿胎丸):梅の木に寄生するヤドリギの梅寄生もある:
桑寄生・杜仲・牛膝は補肝腎・強筋骨。
杜仲:トチュウ科杜仲の幹皮:甘微辛温:補肝腎・強筋骨・安胎:
杜仲茶が販売されている:幹皮を割るとグッタペルカの糸を引く。
夜交藤(タデ科何首烏かしゅうツルドクダミの蔓茎:安神・養血活絡)
旋覆花代赭石湯・旋覆代赭湯:傷寒論:降逆化痰・益気和胃:
旋覆花2 代赭石3 法半夏5 生姜4 炙甘草2 大棗3:
痰飲による胃気上逆の症状:上腹部のつかえと苦悶感。痰湿による肺気逆。
旋覆花センプクカ:上逆した肝気を正常にめぐらす:キク科旋覆花の頭状花序を包煎(全草は金沸草きんふつそう):苦辛微温:肺脾胃大腸経:止嘔逆・軟堅痰:制吐・袪痰作用。